1リットルの涙を見てただただ感動。久しぶりに沢山泣きました。
主人公あやさんの前向きで謙虚な姿勢に感動。
あやさんが「私もお母さんみたいに人の役に立つ仕事がしたい」と言った時、お母さんが「あやには書く仕事があるじゃない」といい、字を書くことが大変な中でも継続して日記を書き続けやり遂げたことに感動。
どんな状況でも人の役に立てる!
そして自分たち健康な人間ならもっと人の役に立てる!
高望みせず、今目の前のことで人の役に立てる喜びをかみしめ実践し生きていきます。
私はこの作品をたまたま新聞で見つけ、本もテレビも映画の存在も知りませんでした。このDVDを見れて幸せです。沢山の感動をありがとう。この作品を作り上げた皆々様に感謝します。
15歳で脊髄小脳変性症を発病した亜也さん。 治る見込みは無いと言われる難病と闘い続けた彼女と 彼女を見守る家族・友達・周りの人々の苦しみ・・・
日に日に、悪くなっていく体。 それでも、懸命に生きよう、 病気を受け容れようと、自分と闘っていた亜也さん。 どんなに辛かったんだろう?と思うと涙が止まりませんでした。
でも、周りの人達の、あたたかさに癒される場面もあります。 おっちょこちょいを絵に描いたような、お父さんと 口の達者な次女の、ボケと突っ込みには、何回も笑わされました。
亜也さんの日記です。 幸せ? あなたは幸せ? 私は認めています 心の隅で 自分が幸せじゃないってことを でも、私はその反対も認めています 自分が幸せであることを
亜也さんがご存命ならば、私とほぼ同年齢だから思春期の子供を 持つ素敵なお母さんだっただろうに。。。。
実話を元にした悲劇のドラマ、という程度のことは知っていたのが 元来悲しいお話が苦手だったので、やや、遠慮気味であった。
ふとしたきっかけで見たこのドラマの再放送の1話目。
あまりの衝撃で、思わずDVDセットを購入してしまった。
無論、TVドラマであるから相応の脚色もありながら、それでも 重く、暗く、時折挿入されるまぶしいほどの青春描写にも、落涙。
とにかく、TVドラマを見てこんなにも涙が溢れたのは初めてだ。 悲しくて、辛くて、どうしようもない。 それは実話がベースになって製作されている、という事と現実は恐らく もっと残酷で過酷で、健気な少女、亜也さんがこんなにも辛い思いを しながら、生き続けたのかとどうしても想像してしまうからだ。
亜也さんの魂が時空を超えて伝わってくる。
エリカ嬢演ずる亜也さんは勿論、脇を固める役者達の真摯な演技、 必要以上に過剰な演出をせずに淡々と脚本が抑制されているから 余計に悲しく切なくなってくる。
何より製作陣のこのドラマへかける、丁寧な意欲、とでもいおうか 真面目な意気込みが伝わってくる。
テーマがテーマだけに製作現場は相当重い空気があっただろうに、ドラマとして 子供から大人までキチンと見れる清潔な作品となった。
恐らく想像だが、亜也さんのご家族も多少の脚色を理解してくれた だろうし、夢と希望に満ち溢れた少女の残酷な運命を真摯に生き抜いた その演出に製作陣の亜也さんへのリスペクトを十分に感じられる。
亜也さんと麻生君の2人の場面でのみ挿入されるレミオロメンの「粉雪」、 エンディング・ロールでかかるKの「only human」などのバックアップ・ソングも 切なくて秀逸。「粉雪」などは、まさに麻生君の視点で謳われているかのよう。
そのエンディング・ロールではかつての亜也さんご本人の写真数枚流されて、 同時に亜也さんが書き綴った日記の断片も映される。 バックにはKの「only human」。これもまた残酷で過酷な運命を生き抜いた 亜也さんへの鎮魂歌になっており涙。。。
だからこそ、健康に生きている自分の人生と家族が健康であることを 感謝する気持ちを忘れてはいけない、と思うのだ。
架空のキャラクターである麻生君(錦戸君、演技良好!)との淡く切ない恋の シークエンスも悲しくも美しい。こんなBFが娘にいたらいいのに。。。
そして亜也さんが生きた、生きてきた魂の証を、何も知らない私たちへ 植え込んだことは間違いない。
DVDを鑑賞した後に、ほぼ原作に忠実に製作した映画版DVDと原作本を 購入したのはいうまでもない。 原作本を読むと尚一層の悲しみが伝わってくる。亜也さんは努めて 明るくおおらかで、当たり前の思春期の少女らしく、可愛らしく 文章を綴っているから、余計、悲しくなってくる。 TVドラマの養護学校の先輩生徒役とその母親役が、映画版の亜也さんと母親役を 演じている。この映画版も素晴らしい。
尚、本編が終了後、「特別編 追憶」というスペシャルドラマが製作・放送されたが このセットには含まれていない。現時点(2008年10月)ではDVD化すらされていない。 非常にいいドラマになっているのだが。。。
幸い、というべきかyou tubeで香港か中国の人だかがアップしているので 全編、いくつかのパートには分かれてはいるものの鑑賞できる。 何しろ、you tubeではこのドラマに関する画像は恐らく100件近くアップされているの ではないか。
亜也さんの美しく崇高な魂が連綿ときっと、こうやって何らかの形で 受け継がれていくのだろう。
この後、猛烈なバッシングを受けたエリカ嬢の心にも。 何故なら、エリカ嬢のここでの演技は間違いなく亜也さんと同化して その絶望と苦悩を体現しているのだから。
ここでのエリカ嬢は亜也さんと同じく、崇高で美しく、そして可愛らしい。
しかし、毎回のエンディング・ロールで流される数枚の写真に写る亜也さんの 笑顔は、何故こうもまぶしいのか。何故、こうも輝いているのか。 床を這っている写真、ガッツ・ポーズをしている写真、ここで最後の 大量の落涙となってしまう。最早感情を制御することすら不可能だ。
安易かもしれないが、やはり、ここで思う事は難病を抱えて今、現在も 闘っている人とその人を支える家族、友人達に希望の星が降り注ぐ事を 心より願う。
改めて、合掌。安らかに。
毎日くだらなく時間をつぶしながら、何かしらに不満を持ちながら生きている自分が心から恥ずかしくなった。
歩け、立て、自分の好きな時間に、好きなように、好きな場所に行けるこの当たり前の自由…。
亜矢ちゃんのように、私よりずっとがんばりやさんで、ずっと賢くて、人に役に立ちたいと、殊勝な思いを抱いていた少女が、そんな当たり前の自由を奪われたこと。
その当たり前の自由が、どれほど尊いか、ということ。
私は忘れていた。
亜矢ちゃんの日記は、私にはあまりにも痛く、そして綺麗だ。そこには真っ直ぐに澄んでいる亜矢ちゃんの意思がある。後半にいくにつれ、痛さは増す。字も判別できないくらいに揺れ、亜矢ちゃんの精神を表すように細く震えている。
それでも、そこに見え隠れする亜矢ちゃんの人柄は変わらない。揺ぎ無く太い。
「人の役に立ちたい」日記の各所から、亜矢ちゃんのか細い声が聞こえてくるようだ。亜矢ちゃんの苦悩の源泉はそこから発していること。
くだらない不満を、ぐちぐち言っている自分がいやになる。自分以外の人間に対して、いつからか優しさを持てなくなった自分が泣きたいほどいやになる。
感謝の気持ち。人は一人では生きられないのだということ。亜矢ちゃんはもう一度思い出させてくれた。
不自由な病床で、心無い人から何度も嫌な思いをさせられながら、こんなにきれいなことばを綴り続けた可愛い少女がいること。私は知ることができてよかった。亜矢ちゃんは私と同じ、文学少女だったんだね。司書になりたいと思っていたんだね。変な共通点がまた私の胸を締め付ける。
私は明日から、すこし生き方がちがうかもしれない
そんな風に思わせられる、大きな大きな一冊
「悲しみの向こう岸に微笑があるというよ」という出だしの歌詞でもう泣けてきた。ドラマ「1リットルの涙」を見てエンディングでこの曲を聴いたのですが、すごく泣けてきてせつなかった。イントロのピアノがきれいだった。Kさんの優しくてきれいな歌声がなおさら涙をさそう。 詞がすごく素敵です。がんばろうと思えます。
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