女装がおそろしく似合う可愛いラファエルは残念ながら失恋してしまいます!? 好きだった彼女は ルイ15世の妃になり彼女の幸せを願って新天地へ旅立ちました! 今回は宮廷陰謀編て感じであまり騎士の活躍はないのですが、 貴族達の綺麗な衣装は素晴らしい! さすが名香智子先生ですね!! 丁寧な絵は相変わらずで嬉しいです(^w^)
他のエリザベート関連本と比べ、本書で面白いと思ったのは、息子のルドルフ皇太子の取り扱い方でした。情死事件を、急進改革派らによる謀殺とし、バイエルン王ルートビッヒ二世との意味深な(同性愛)関係を描いたことでした。作風には、ビスコンティ監督の『ルートビッヒ/神々の黄昏』の耽美な雰囲気も出ています。厳格な姑、馴染めない格式ばった家風に反発、ままならない養育、シンデレラとは違い、悲劇的でドラマチックな人生は、エリザベートを伝説の高みへと押し上げる。本書は、そんなエリザベートの魅力を充分に見せてくれます。
たまたま行きつけの小さい本屋だけれど、私の趣味の本を売っているところにあったので買いました。(密林さんごめん)
緑の目シリーズがほぼ、コンプリートされていて、作者の代表作を堪能できます。ただ、アレキサンドライトが白黒なのと、
エメリヨン家の緑の目の最後の当主である少年の死を描いた「鏡の中のママン」が入っていなかったので、星4つとしました。
華麗で優雅な描き方… 説明の文字さえ背景画の一部のようで、名香ワールドにドップリ… あぁ!!大好きです!!
ルイ15世期の史実もスルスル読めます。 そう、史実が軸になっているので〔怪盗〕としての話は第1巻と第2巻冒頭だけでしたが 全巻通してラファエルは〔山猫〕であり主役。 ガブリエルを護り、ルイを護り、マリーを護る彼は〔守護〕天使だなぁ…と思いました。
ルイとラファエルのやり取りは、まるでアンリとソンモールのようで、ニマニマが止まらない(笑)
これで完結とは淋しい限りですが…納得のラストでした。
8巻発行から1年…。
しかも、収録作品は8巻発行の1年前に雑誌に掲載された作品…。
巻数を重ねるたびに発行ペースが遅くなってるとは思ってましたが、雑誌掲載の2年以上後(一番古い作品は2008年に雑誌掲載)にやっとコミックス化っていくらなんでも遅すぎませんか…?
今回の収録作品は…
26話『枯れ葉の乙女』
十蘭攻略のために乙女チック路線を突き進む同級生の女の子。
彼女の押し付けを「迷惑」と言えない十蘭…。
“食育”についても考えさせられます。
27話『雪女』
蘭子さんの天敵・斎の叔母のゆきが外国から帰って来た。
周りを凍りつかせるあまりの毒舌に、蘭奈に「雪女」と言われてる猛女なのだが…。
28話『待ち人』
百合子の失踪した父親を探そうと、故郷に行く事にした百合子と十蘭。
それに貴子と蘭子が加わり、故郷は「姫様のご帰郷」の騒ぎに。
百合子たちが知った失踪の真実とは。そして、貴子が再婚しない理由も…。
29話『お年頃』
嵐士がアメリカから帰ってきた。
蘭奈に豪という新しい彼氏が出来た事を知って複雑な嵐士だが…。
貴子の意外な一面や、嵐士の想いを知ることが出来て、ますます続きが気になります。
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