GENJI 源氏物語 1 (クイーンズコミックス)
ほんと、きらさんらしさ炸裂の読みやすさが魅力です。そのチャレンジ精神には脱帽します。
「あさきゆめみし」は背景の描写、ディテール等結構忠実に描写していたのに対し、
こちらはちょっとそうではないので、コレで古典の試験に臨んでも得点には反映されないでしょう。
読者の方には、いつか、読み比べて欲しいですね。
SUMMER CONCERT’94 FOREVER YOURS at OSAKAJO HALL [DVD]
光GENJIとして最後のコンサート・・・と知り、
買いたい!!反面、初期の光GENJIしか知らない私は購入するのを迷いました。
観ていて、歌ってる曲が分からないとつまらないかな~って。
でも、実際に観たら、最初から最後まで楽しめました!!
メンバーの光GENJIの思い出話やトークは、笑っちゃいました。
歌も知らない曲でも、楽しげに歌って踊ってる光GENJIを観てるだけでGOOD~!!アンコール最後の曲は特にメンバーが楽しんでるっ!って伝わってきました!!
始めの頃よりぐう~んと大人になってカッコよさ倍増の光GENJIに惚れ直しました。
このライブを最後に大沢樹生、佐藤寛之のふたりが脱退しました。
その「旅立ち」を飾る最高のステージです。
光GENJIのコンサート作品では珍しくMCも完全収録、ふたりからのメッセージや
最後の最後のアンコールまでノーカットで臨場感に溢れています。
源氏物語千年紀 Genji 【初回限定生産版】 第一巻 [DVD]
色々と原案やキャラデザイン変更などありましたが
完成度は非常に高く、改めて出崎アニメの素晴らしさを堪能。
ただ、深夜アニメだから濡れ場がやたら多く
大人向けのアニメですので学生はご注意を・・・。
前半はとにかく六条の嫉妬で狂う姿が
とても美しい。切ない。面白い。
今までアーサー・ウェイリーの「源氏物語」英訳全文版は古本でしか手に入りませんでした。
それも1950年代、60年代のmodern libraryがほとんどで、程度の悪いものが多く、当時の印刷技術のためか活字も見にくく、読みにくいものでした。
しかしこの新版は活字も見やすく、ペーパーバックながら適度に厚みのあるしっかりした紙に印刷されているため、読みやすく、アーサー・ウェイリーのわかりやすい英語が源氏物語の理解を深めさせてくれそうな気がしています。
everyman's libraryのサイデンステッカー訳The Tale of Genji (Everyman's Library classics)やペンギンブックスのタイラー訳The Tale of Genji (Penguin Classics) [Rough Cut Version]にも挑戦してみましたが、何かニュアンスが異なり、幾種類もある従来の現代日本語訳のようなような硬さがあり、初めのページで降参しました。
また、最近はアーサー・ウェイリーの英訳から日本語に翻訳したウェイリー版 源氏物語〈1〉 (平凡社ライブラリー)も出ているようで、人気があると聞きますが、私は読んでいません。
そのぐらいなら英文で直接アーサー・ウェイリーに挑戦したかったので。
ところで、日本語の現代語訳では、林望訳謹訳 源氏物語 一が一番すぐれていると思います。
全10巻のうち最近3巻目が出ましたが、面白くて買ってから読み終わるまで3日ぐらいだったと思います。
こんな源氏には今まで出会ったことがありません。
何しろいろいろな現代語訳すべてに挑戦はするものの挫折を繰り返してきましたので。
アーサー・ウェイリーの英訳も林望の路線(?林望がウェイリーの路線)ではないかと感じられ、きっと面白いだろうなと期待しています。
少なくとも桐壺は面白かった。
ちなみに、イタリア語訳も持っていますがアーサー・ウェイリー英訳からの翻訳です。
フランス語版やドイツ語版もアーサー・ウェイリーの英訳からの翻訳だと聞いています。
(平川祐弘著アーサー・ウェイリー'『源氏物語』の翻訳者参照)
つまり欧米の源氏理解はアーサー・ウェイリーの源氏物語によるもの、と考えてよいのだと思います。