pink
「シアワセじゃなきゃ死んだほうがまし」
メインキャラクターのセリフとしては今では有り得ない印象を受ける。
作家本人が選んだという表紙のカットは、
オリジナルよりすっきりしていて(とくに人前では)良いと思う。
不貞腐れた表情とワニ革の鞄、大げさなくらい内向きにひねったつま先
こういう見栄の切り方ができる漫画家はほとんど居なかったたし衝撃的だった。
初期の岡崎京子の漫画というとラフな絵のイメージが強いと思うが
ここから『東京ガールズブラボー』あたりまでは明るめのこの絵柄で破綻もほとんどない。
描く世界に対して過不足無く、個人的に読みやすくて好きだ。
『リバーズ・エッジ』以前からイケイケの人間の傲慢さやネガティブな側面を描くのがとてもうまい作家で
凡百のおしゃれ漫画家とはその点で一線を画している。
この時期の作品はギャグへの毒の盛り方なども特異な才能を感じさせる。
ナウ ロマンティック
今田さん本人が実はビサージなんかの、
ニューウェーブ・ニューロマンティック音楽の
ファンなのだそうです。
ですから、このシングルも、これが収録された
アルバムも、テイ・トウワさんの仕掛けだけで
構築されたネオ・ニューロマンティックの
傑作では、ないという事でしょうねえ。
しかし見事にカッコいいシングル!!
カップリングのミュータントディスコみたいな曲は
大笑いですし!!
これ以前に、東野幸治さんと出した、
「おやじの唄」
という冗談フォークも傑作ですよ!!
どっちも買うべし!!なのじゃ!!
M girl 2012SS ([テキスト])
M girl という名の雑誌でありながら、相葉さんが男性として初めて表紙を飾られたそうです。
表紙の感想…やや俯いて、伏せ目がちな顔には、感情というものがなく、どこか作り物めいた印象をうけます(良い意味で)。いつもの笑顔をたくさん見てきているファンにとって、動と静でいうところの静の相葉さんを見せられたようで、とても新鮮でした。
写真…蜷川さんの極彩色に彩られた被写体の相葉さんは、とってもきれいで、かっこよくて、国宝です。日本にうまれてよかった。
ありがとう相葉さん、蜷川さん。
インタビュー…蜷川さんとの対談では、いつもの相葉さんです。文字からもリラックスした雰囲気を感じられるのは、蜷川さんを「姐さん」と呼ぶほど仲が良いからなのでしょうね。
総括…明るくて、前向きで、周りに気を使って、スーパーアイドルなのに、とても謙虚。そんな相葉さんは、大人の魅力も加えて、これからますます目が離せない存在になってゆくと思います。
つけたし…ドラマで共演中の大政絢さんも、アナスイのモデルとしていらっしゃいます。こちらも存在感があり、かわいらしくも、妖しい魅力がいっぱいです。
so loving
このCDはまーちゃん(飯塚雅弓さん)の3枚目のアルバムです。
このCDのテーマはタイトル通り「愛」について。まーちゃんにとって
このテーマはそれからずっと繋がっていきます。
1曲目は可愛いラブソングで始まります。その後は少し大人っぽい
ラブソングが流れます。4曲目の「オレンジと観覧車」はまーちゃん
の名曲の1つでもあります。可愛くそして切ない曲です。
その後は少し元気な曲で1曲静かな曲をはさんでその後の2曲も元気に
進みます。10曲目は卒業シーズンにぴったりなさわやかな曲です。
最後に静かな切ない曲で静かに終わります。
全体的にこのアルバムは可愛らしい曲が詰まっています。聞いていて
笑顔がこぼれる・・そんな感じです。
ヘルタースケルター (Feelコミックス)
ついに幻の連載『ヘルター・スケルター』が単行本化。圧倒的な画力と想像力、そしてストーリーテリングで、一度読み始めたら止まらないジェットコースター並みの速力でグイグイ物語へ引き釣り込んでいく。美の権化「りりこ」を中心として、周りともども巻き込んで行くどろどろの展開は、もう目を見張るばかり。キャッチコピーでもある「最初に一言 笑いと叫びはよく似ている」と言うのが秀逸。一気に読んでしまうこと請け合い。鳥肌と涙が出ました。