片想い (文春文庫)
東野さんの作品はどれも好きなのですが、この作品は特に好きです。
物語としては推理サスペンスに属するのでしょうか?しかしそうは思わせない進行がとても心地良いです。何十にも重ねられた仕掛け、だけど文章自体がとっても分かり易いので読むのが遅い僕にはとても助かりました。
この本で取り上げられているのは性同一性障害。それを理解していると思っていた僕は、自分の浅い知識と、本人達の強い悩みに愕然とさせられました。
東野さんの語る性はどれも説得力があります。
片想い
「片想い」と言っても単なるラブストーリーではない。性同一障害の問題を抱えている。そして、それを取り巻くさまざまな問題がある。実際、当事者でしか理解できないことだけど、この物語に出てくる本人達は、自分なりに現実を受け止め、しっかりきちんと生きている。だから、主人公の哲郎も、どんどん深入りしていくのだろう。
少しずつ少しずつ、わかっていく真実に、何度もはっとさせられながら、飽きることなく読める作品です。
又、東野さんの作品の主人公は、後半にならないと明かされない秘密を持っていることが多い。
今後、その辺も推測しながらどんどん読んでいきたい。
トランスアメリカ [DVD]
性同一性障害とか、親子愛を描いた映画というよりも、なぜか青春映画をみているような感覚で見てしまいました。カリフォルニアに戻る車中の二人の関係が、母子でもなく、父子でもなく、友達でもなく、もちろん恋人でもなくものすごく不思議な感じなんですが、だからこそ生み出される力の抜けた会話に思わず笑いつつ、じんわりしました。アメリカの田舎の風景がよくマッチする映画でした。
私が私であるために [DVD]
テレビで何気なくみた時にやっていたドラマで、深く感動し、号泣した記憶が今でも強く残っています。
性同一性障害の問題を抱えた女性の辛く苦しい戦いを描いた作品ですが、この「ひかる」役の相沢咲姫楽さんを初め、実際に性同一性障害の抱えた方々が出演されていましたが、本当に綺麗な女性にしか見えませんね。
今回のドラマは性同一性障害の人たちは勿論、そうでない人たちにも多くの人に勇気を与えてもらったと思います。(勿論、私もその一人です^^)
性同一性障害は心ない差別や偏見がありますが、今回のドラマを通して、今まで性同一性障害に少し偏見を持っていた人の考えを変えるきっかけになって、その考えが沢山の人に輪となってつながっていったらこんな素晴らしい事はないと思います。
Lの世界 シーズン3 DVDコレクターズBOX
シリーズが進むほど、ストーリーに深みが増してくるから、
どんどんドラマにのめり込んじゃいます。
ファンサイトを見たら、シーズン3ではデイナにとんでもないことが起こるみたいですね。
どんな展開が待っているのか楽しみであり、不安でもあり…。
ちなみに私のお気に入りのキャラは、もちろんシェーン!
Wikipediaで調べたら、シェーン役のキャサリン・メーニッヒは、
「ボーイズ・ドント・クライ」のオーディションを受けていたんですね。
ヒラリー・スワンクもすごくよかったけど、キャサリンのバージョンも見てみたかったなぁ。