熱い胸さわぎ
キングオブバンド・サザンのデビューアルバム。
まだ海のものとも山のものともつかない、異端児ぶりと、ジャケットのダサさと、荒削りながら最高にエモーショナルな楽曲と、若気の至り的勢いがサイコーで、個人的には一番好きなアルバム。まさに、当って砕けろ。
勝手にシンドバットを聴くといつだったか桑田氏がトーク番組で話していた逸話を思い出す。日本語の権威として国語辞書なんかでも有名な金田一氏直々に、“胸騒ぎの腰つき”は日本語としておかしいから“胸騒ぎ残しつつ”とかにしなさいと言われたとか。
まだ、歌詞は綺麗な日本語、整然とした文章構成が当たり前だった時代に、女呼んでブギ。今や国民的メジャーバンドとなったサザンが、オルタナティブな存在にすらなれていない頃の作品。ここから時代が始まりました。必聴です。
スケバン刑事 VOL.1 [DVD]
やっと出ましたねDVD。
私は今年、36歳なんでリアルタイムでシリーズを見ていましたが、
やはり初代の斉藤由貴が、最高に渋いです。
それとタイトルにも書きましたが、なんといっても神恭一郎が渋い
今時あんなキャラクターは2度と、出ないでしょう(必見)
当時の斉藤由貴は、アイドル売出し真っ只中、「青春という名のラーメン」
なつかしいね。最高にキュートですよ。
なつかしのアイドルたちも、たくさん出てきますのでお見逃しなく!
ベスト・オブ・ベスト/日本の名歌
一言で言うと、クラシック音楽愛好家のためのCDで、楽しいはずの歌も“ノる”ことができず、いわゆる童謡や唱歌が聴きたくて買うと失敗すると思います。ほとんどがピアノのみの伴奏で、日本の歌がクラシックの歌曲調に歌い上げられています。歌声は美しいですが、歌が声楽家の個人的解釈で彩られており、万人の心に響く素朴な楽しさや悲しさが感じられるとは、基本的には言い難いですね。CDに歌詞が付いていないのも残念です。しかし、価格にしては曲数は多く、普段聴かないような曲を聴けるのは魅力です。また、日本の歌としては失敗でしょうとさえ言いたいほど、しっくりこない歌手の方もいる中で、伊藤京子さんの歌は本当に素晴らしく、「いのち短し 恋せよ乙女 」(ゴンドラの唄)、「唄を忘れたかなりやは」(かなりや)など、私は大好きです。ピアノ伴奏であるがゆえに、かえって歌が生まれてきた時代のレトロな雰囲気を醸し出す場合もありますし、価値あるCDであることは疑いありません。
高峰秀子
私は、映画、演劇、ミュウジック等々で活躍している人を絵に描くのが好きです。
スターには、それなりの強い個性があり、その個性を絵に表現していると、色々な今までの自分の過去の生き方と
重ね合わせる事ができます。
スターの写真の中には、何の変哲もないものがありますが、一旦、それを絵にしてみると、気が付かなかった表情や
個性が生まれてきます。
今回の【高峰秀子】監修には、映像として普通に生きている人と共感できる庶民的な映像写真が豊富にあり、
絵の題材にしています。
今後も人の普通に生活している姿を題材にした映画や演劇などの写真集を多く発行してください。
心霊探偵・八雲 赤い瞳は知っている
ストーリーははっきり言ってド定番の流れ。凝った仕掛けやどんでん返しがあるわけではなく、淡々とストーリーが進むのは読みやすく、逆に言うと短調。キャラクターは主役級2人の会話のやり取りはテンポもよく面白い。ただそれ意外のキャラクターはややステレオタイプ。もう少し脇役もよく描けていればと思いました。
作者の意図であるわかりやすい文章と言うのは、それなりの表現力を伴いながら実現しているので、これでストーリーが面白かったら、面白いものが生まれるであろうとは思います。次回作に期待と言うところか。
なおこの小説の幽霊の定義は私も賛同します。詳しくは本書を読んで見てくださいね。
ただ本の帯の脳内映像というのは??? そんなものは感じなかったぞ!!!にぶいのか俺!?(笑)