プロジェクトX 挑戦者たち 第4期 Vol.8 決断 命の一滴 ― 白血病・日本初の骨髄バンク [VHS]
企業戦士たちによるプロジェクトとは違い、個人の自由意志が試される内容である。今日では一般的になった骨髄バンクにも、理不尽に煙たがれる時代があった。「そこまでして助かりたいのか!」、そんな罵声を浴びる状況にあって、自由意志、それも無償の善意に支えられる骨髄バンクは如何に成立しえたのか。文字どおり、無名の“地上の星”がこのプロジェクトには強く輝いている。
本田美奈子 BEST★BEST
本田美奈子さんが38歳の若さで、急性骨髄性白血病で急逝されてからついに3年が経過しようとしている。私は、彼女の生前にはあまり熱心なファンではなく、なぜか漫然と遠くから眺めていただけで時を過ごしてしまったが、突然の悲報に接して、あまりのことに気持ちの整理が出来ず、彼女の歌をやっと本格的に聴き始めたのはやっと最近のこと。
彼女の生前からの熱心なファンの皆様とは逆に、クラシック→ミュージカル→ロック→ポップスへと聴き進んで、彼女の歌に対する情熱と誠実さ、歌唱力の高さ、情感のこまやかさ、それに何にも増してその美しく、力強く、可憐で愛らしい歌声の魅力で、今ごろになって急速に彼女のファンになってしまった。特に今さらに驚くのは、まずアイドルと言われた時代からすでに難曲を堂々と歌いこなすポテンシャルの高い歌唱力を身につけていたこと、それにロックからクラシックまで、幅広いジャンルのすべてに対して、それぞれにふさわしい歌唱法を発揮していたことで、歌手・本田美奈子の天才的な実力のほどを改めて見せつけられる思いがした。改めて惜しんでも余りある人を失ってしまったものと思うが、これほどの美しい天才歌手だったからこそ、早く天に召されてしまったのかも知れないが。
彼女のポップス時代のベストアルバムは、2000年前後から今日まで数点が発表されているが、このアルバムが今のところ最新の商品で、内容は彼女がまさに入院・闘病中だった2005年に発表された同じジャケット写真のアルバム『New Best 1500』の内容に“青い週末”、“Help”、“キャンセル”、“孤独なハリケーン”など6曲をプラスした全16曲の構成で、彼女のポップスとロック時代の代表曲を存分に味わうことが出来る。彼女の魅力炸裂の“殺意のバカンス”、“好きと言いなさい”、“Temptation”、“1986年のマリリン”等の代表曲については、今さら説明の必要はあるまい。個人的には特に“The Cross (愛の十字架)”が秀逸と思う。
なお、この商品の歌詞カードは至ってシンプルなつくりで、彼女の写真は収録されていない。
どんなアーティストのものでもそうだが、デビュー当時からの熱心なファンの方々にとっては、とかく“ベスト盤”というものは評価の低いもの−−すでにすべての作品を揃えている方には当然のこと−−だが、私のように、遅れて今ごろになってファンになった立場のものには、こうしたベスト盤の内容もまた新鮮で、その存在はありがたいものである。とにかく、今は帰らぬ本田美奈子さんの作品をもっともっと聴いていたい想いがつのるが、私と同じような気持ちの方には、ぜひ一聴をお勧めしたい。
本田美奈子さん、たくさんのすばらしい優しさと愛情のこもった歌をありがとう。心を込めて。
私の中のあなた [DVD]
原作を先に読みましたので、本当に驚きました。何故この結末にしたのか?これはこれで十分感動でき、良い映画だと思います。原作を読みながら、想像していた結末だったからです。ただ原作を読み終わった後で感じた気持ちとは、まるで違うものでした。だから忠実な映画化も観てみたかったですね。★五つは若いキャストの表情が光っていたから。
赤い疑惑 DVD BOX
タイトルのごとく、百恵16歳10月から18歳3月までの1年半、一週間ピッチ(2週づつ撮影なら二週間ピッチ)の、映像になることに気がついて、赤い疑惑と衝撃を買い足し、3部作がそろった。
百恵の10歳上であるが、最近の投稿サイト・DVD発売で、再び35年前を数段上回るファンになった当方としては、大発見と自我自賛し、値段的にもかなり無理して買ったが、大満足である。
赤い疑惑の出だしの映像(ういういしさ)と、赤い衝撃のラスト2人で陸上トラックを走る映像(たくましさ)の間に、切れ目なく映像が存在すると思うと、ファン冥利につきるというものである。
又、ベストテンDVDのレビューにも書いたが、ここでも19歳誕生日から21歳引退まで、ほほんど切れ目なく映像(歌とコメントがついて)が存在するのである。これは奇跡の言葉以外は見つからない。
ここまで、ファンになってしまった者として、momoepremiumでデビュー以来の250曲を聴きつつ、これらの映像で4年半の切れ目ない映像の観賞を、これから幾度となく楽しむことになろう。これほど多面的な活動をして、且つこれほどの記録が残っている、スーパースターは存在しない。
あれほどの人格が、あれほどの同志達に、あれほどの恩師達に、恵まれ。時代の変革期であったために、古いメディア(映画)からカラーテレビ(録画)からグラビア・著作にいたるまで一人でカバーした結果であろう。そういって意味で空前絶後の8年間といえる。各分野ごとには比較できる人達もいるが、スーパースターは彼女以外には成り立ち得ないのではないか。
がんに効く生活―克服した医師の自分でできる「統合医療」
精神科のDrが自らが脳腫瘍となり手術、再発に対する抗がん剤治療といった
西洋医学的な治療に加え食事や生活習慣といった代替医療を自ら研究し取り入れることで
癌を克服した経験をもとに執筆した本です。
医者が書いた本らしく、evidence basedな見地からの考察もあり、
また科学的には解明できていない分野にも触れています。
自分が癌患者さんに「どういう生活を心がけたらいいですか?」
と聞かれたら、薦める本です。
癌患者さん以外にも健康的な生活に興味のある人、
医療に携わる人に読んでほしい素晴らしい一冊です。