銃夢 Last Order(16) (KCデラックス)
2010年にイザコザがあって集英社ウルトラジャンプから講談社イブニングに移籍してきた「銃夢Last Order」の16巻が紆余曲折を経て無事発売されました、完結していない他社の作品の続きの巻がいきなり刊行されるという話も珍しいです、私としては「軍鶏」を思い出します(笑)
集英社版には収録されることの無かった、ウルトラジャンプ掲載分二話も無事収録されているのは幸いです。
しかし、新規の読者に向けての状況説明を交えての構成のために話はあまり進んでいません、移籍の弊害が少しその部分に表れていると思います。
それでも、ゆっくりとではありますが、絶火とゼクスの闘いも終わりに近づいているように感じます、羅姦とザジの方はまだまだですが。
ここにきて羅姦の過去が少しだけ明かされましたが、今でこそあんなのですが昔はまともだったのですね、意外だ。
単行本のデザインも移籍のため、ガラッと変わりました、タイトルロゴも背表紙の色もカバーの材質も変わりました、てっきり集英社版のものと揃えるのかと思っていましたが、さすがにそれは叶いませんでしたか、まあ事情があるのでしょう。
雑誌はおろか出版社まで変わってしまいましたが、銃夢が満足なラストを迎えることを願います。
銃夢 Last Order(17) (KCデラックス)
本当に色々な案件がありましたが、遂にZOTT終了。
ガリィvs刀耳が個体の戦闘能力差を置いても、やや一気に話を纏めてしまったような感がありますが、
三者三様決着。
端境期であった前巻と比べ、欄外の解説含め、内容がスリリングです。
また最後の大物によって案件を全て解決させたところにはグっときました。
話もそろそろ佳境となってきたようですが、作者の連載ペースが落ちているので、気になる次巻は
しばらくおあずけのようです。
銃夢本編よりステキなラストとなることを願っていますが、もうひと展開あるのでしょうか…?
ところで講談社版のカバーはは集英社版のものより、滑りやすい気がするのですが…
元々本が厚くてサイズがデカい上に、カバーの紙質が変わったので本が持ちにくくなったような気が…
それと、スーパーノヴァが帰ってきませんでしたが、もう出てこないのでしょうかねぇ…?
銃夢 Last Order 15 (ヤングジャンプコミックス)
1.面白すぎてあっという間
2.物語の進行スピードが遅すぎてあっという間
満足感と不満が混在してます。
今回の内容なら、本の値段を高いと感じてしまうのも無理はないかなぁという感じですね。
でも期待外れな事はないので、次作も多いに期待できます!