From bad taste to good taste part 1 (PETER JACKSON TRIBUTE)
![]() バッド・テイスト [DVD] |
本作は『ロード・オブ・ザ・リング』三部作を手掛けたあのピーター・ジャクソン監督が新聞社で働きながら仲間と共に四年越しで完成させたと言う衝撃デビュー作である。この映画でピーター監督の才能が醸し出されたと言ってもいいだろう。チマチマと金を集めながら製作していったのだから「やればできる」と証明した作品と言ってもいい。最近では金ばかりかけてストーリーをそっちのけにしてアクションばかりに目が行く連中よりはよく働いている。ストーリーは全銀河系で人肉を販売するファースト・フード店を開く為にエイリアン共が地球にやってくるという話だが、ストーリーの方は他の残虐映画よりも出来ていると言っていいだろう。ラストも中途半端ではなくクールに幕を閉じているのもいい。劇中には最初から最後までスプラッター描写が続くのだが、監督自身が演じる主人公デレクが頭からこぼれおちた脳みそをそのまま頭の中へ詰め込み、そのフタをベルトでしめたり、エイリアンがスプーンで脳みそを食ったり、エイリアンが吐いたゲロを地球人が飲まされたり(だが、明らかに飲んだ後意外にうまいと感じていた)、とにかくやりたい放題だ。しかしコメディだからか、何故か他の映画よりも気持ちよく観れた。後に製作した『ブレイン・デッド』もゾンビが襲うというスプラッターコメディであり、コメディなので気持ちよく観れたのを覚えている。やはりスプラッターを描くにはコメディも融合した方が一番いいのかもしれない。また、こういうスプラッターコメディを作って欲しいと思う。コメディで作れば面白い事間違いなしだ。 |
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今まで、いろんなグロ映画を観てきましたが、これほど凄いのは初めてです。凄く笑える映画なのですが、生理的に凄く拒絶反応があって・・・ただ、それでこの映画が最低なのかというと、そんなことはなくて、逆に知性とか熱意みたいなのが感じられるから不思議。 |
![]() 重戦機エルガイム大全 |
メカ・キャラ設定、インタービュー、企画書再録など見所満載。インタビューでは富野由悠季氏が語る永野護氏との相容れなかった部分についてが読み応えがあります。カラーギャラリーも初期段階ラフスケッチなどいいものがそろっています。永野護氏のコメントもあればさらによかったのですが。製作スタッフや声優のコメントもあり、今だからこその視点があって面白いです。 |
![]() バッドテイスト 荒俣宏コレクション2 悪趣味の復権のために (集英社文庫) |
グロテスク、不気味、悪趣味な題材を集めた解説冊子。のりは、遠き憧憬のあり日の少年雑誌に掲載されていた世界不思議物語のようだ。ただきちっとした解説がしてあって大変興味深く読ませる。悪趣味というのも紙一重だという感慨が残る。 惜しむらくは、というか良いというべきか?著者は、タレント性を買われてかTVでの出演が多く、好もしい人柄と親しみやすい風貌をよく知られていることもあって、読んでいる最中、片時も著者の顔が脳裏を離れない。これをバットテイストというかどうかは人によるということか。 |
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