ランバン エクラドウアルページュ 100ml (211102013) 【HTRC3】
女性らしいコロンとしたフォルムも心地いいです。五感のすべてで楽しめる、飽きの来ない香りです。強すぎず、日本人には受けがいいと思います。
WEAPONS [DVD]
この映画、リアルスパイものです。
よって、ハリウッドでありがちな愉快、痛快、爽快なアクションシーンもなく、どちらかというと苦しさ漂う作品の仕上がりとなっています。
2つのストーリーが同時に進行していきます。
一つは、学費と生活費を稼ぐために、売春をしている女子学生。
そして、もう一つは、ヤクの売人から、刑務所でイスラムの洗礼を受ける男。
この女と男。
映画の最後でわかりますが、最後に共通点(WEAPONSということなのでしょう)。それがこの映画の題名でもあるようです。
一応、リアルスパイを描きながらも、映画としてのエンターテイメント性を発揮すべく、序盤、そして終盤の盛り上がり、最後に意外性というストーリーが進行します。
でも、とにかく、暗い。
また、どーも、その「人間性の喪失」がさらに気分を重くします。
社会が複雑に分化すると、こうした黒子に徹する人間が必要とされるということの暗示なのでしょうか。
この映画、リアル主義な人にはお勧めですが、痛快スパイを楽しみたいのなら敬遠した方がいいかも。
という訳で、星3かな。
Lanvin
日本国内では他の老舗メゾンと比べ、
一般的にはやや影の薄いポジションにあるLANVINの写真資料集です。
内容はメゾンの成り立ちや設立時の時代背景、アートシーン等
の解説も含んだ良質なテキストに始まり、衣服自体の写真も非常に多く、
しかも大きく見やすいといった文句の無い仕様となっています。
特に1920〜30年代までの作品の掲載量が非常に多く、セレクションも
素晴らしい為、20世紀初期においてヴィオネやポワレ、そしてシャネルらと並び、
ジャンヌ・ランヴァンが非常に大きな役割を担ったクチュリエである事がよく理解出来ます。
本書後半には、近年のLANVIN復興を成し遂げたアルベール・エルバスの作品
も紹介されており、非常に充実した内容となっております。
現存する中では最古のメゾンというだけあり、並々ならぬ情報量を有す書籍
となってますので、衣服のデザイン資料として手に取られるのならば、
先ず目を通しておきたい一冊です。