Believe in my existence
各々メンバーの個性と歌唱力に加え影山さんの作曲センスから、JAMは非常に曲に幅があり、新曲がリリースされる度に「次はどんなものだろう」と胸踊らす一ファンなのですが、今回は当たりですね!
歌い出しの奥井さんから、クリアボイスよりの福山さんへ……と、今回はメロディー含め綺麗な曲調だなあという印象。作品をしっかり意識した歌詞作りもさすが。それでいていつもの熱さも抜けていない。
近頃の激しいロックやメタルも格好いいですし、ライヴも白熱しますが、演奏や歌唱で圧倒してくるような曲が増え始めているのが、キーの高さなどから感じます。やはりこういうアニソンがしっくりきますね。
VICTORYのようなシンフォニックなロック、ハローダーウィンのようなポップ、SEVENTH EXPLOSIONのようなロック、NOAHのようなメタル、本当色々聞けて楽しいんですが、今ファンが求めているのはこの曲のようなまさしくアニメソングらしいアニメソングではないかなー、と思います。
TRANSFORMERS EVO.なんかも受けが良かったですし、こういうJAM本来の目的に沿った曲作りにまた力を入れていってほしいです。まあ、アニメタイアップの機会なくしては厳しい話なんですけどね。
新規ファンの獲得も良いと思いますが、STORMのような暑苦しいまでに真っ直ぐなアニメソングを求めているファンがいることも忘れないでください。今回は文句なしの星五つ!
アニソンマガジンVol.2 (洋泉社MOOK)
vol.1の時は表紙や紙面デザインに難があったけど、今回から(vol.2だけどw)一新!
内容は前号同様特集とインタビュー記事、そしてOP/ED曲やディスクレビューがメイン。
しかしこのメンツは反則だ。アニソン好きなら卒倒モノのメンツが勢揃い。
菅野よう子さん、佐橋俊彦さん、鷺巣詩郎さんなど、業界を代表するクリエイターの充実したインタビューが満載!
特に菅野よう子特集が素晴らしく、各ディスク・レビュー共に本当に良く調べて書いてありました。
『同人音楽』の特集は、同人音楽好きの私的に、もっと沢山やって欲しいと思いました。
今までこのジャンルがこんな風に扱われることもなかったので。
と言う事で、☆5つです。相変わらずライター皆さんの知識に感嘆の一冊でした。
巻頭の平野綾さんグラビアも良い写真ばかり。このかわいさはちょっとヤバイですw
樋口宗孝追悼ライブ2009DVD Munetaka Higuchi Forever Our Hero
故樋口宗孝氏の追悼コンサートの模様を収録した作品で内容は当日の雰囲気が伝わってきてとてもいい感じです。
ゲストも多数参加されており樋口氏の幅広い交流が伺えます。特に第三期で活躍した沢田泰司氏と真矢氏が参加する「BLACK WIDOW」と「PRAY FOR THE DEAD」は感動です。真矢氏のプレイも素晴らしいです。LOUDNESS以外のLAZYの曲やDEEP PURPLEの「BURN」も収録されており見応えはあります。「BURN」での高崎氏はギターソロも原曲通りほぼ忠実に弾いてます。
最後の全員参加の「LET IT GO」は感動します。奥田民生氏も歌うのですがこれが素晴らしいです。全員楽しそうに演奏してます。
只、欲を言えば高崎の弟子である福島氏や横関敦氏があまり映ってなく残念です。高崎氏と横関氏と言う日本を代表する凄腕ギタリストが競演するのは珍しいのでもっと絡むのが見たかったです。
内容はあくまで樋口氏の追悼と言う事でそこまで求めるのは可笑しいかもしれませんが率直な意見として見たかったです。