パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド [DVD]
パイレーツオブカリビアが、ディズニー映画であることを知らずに前作の2作品を見ました。
話の筋,映像から、面白い映画だという感想だけで、
ディズニーらしいという印象を持たなかったからかもしれません。
ジョニーディップが主人公だとうのも、前作まで気が付かずに見ていました。
ジョニーディップの濃さと、ディズニーの薄さが、ちょうど合わさって,いい具合だったのかと、
今になって思います。
本作品も、なんの偏見もなく見れば,とても面白い作品であるという感想が持てました。
つまらないCGよりも、人の顔の表情を大切にしているように思ったのは素人目だからなのでしょうか。
パイレーツ・オブ・カリビアン 自由の代償(上) (竹書房文庫)
ゼルズラの宝をめぐっての物語だが、上巻は人物説明と回想が多く、
物語に相当な膨らみが出ている。
ジャックの目の周りの黒い化粧の由来など、
これまで明かされていなかった事がいろいろ明らかになり、
本編以上におもしろい(少なくとも生命の泉よりは間違いなく)。
ジャックの恋愛観、ティーグとの確執、ベケット含めて各人物の
過去などもあきらかになる。
反面、メインストーリーがなかなか進まない為、少しイライラする可能性がある。
それに、難しい言葉が多く、肉体的描写も少なからずある為、子供向けではない。
これまで、ジャックが何故か不思議な事に遭遇する理由が理解出来なかったが、
この一冊で妙に納得してしまった。
また、女性にとって困難の時代に、海賊王まで登りつめたエリザベス・スワンの強さが、
エスメラルダやアメニルディスと重なって思い返される。この物語には登場しないが。
読み終えた時の満足と、下巻へのワクワク感が素晴らしく余韻として残る。
買って損はないと思う。