硬派で通っているブルーノートからこのような楽しいクリスマス・アルバムのコンピが出るとうれしくなってしまう。クリスマスソングは永遠のベストセラーで、季節ものとしてはその命脈は長いが、それだけに実力のないミュージシャンには危険な企画でもある。これでこけるとかなりかっこ悪いというのが相場だ。このCDは1流ミュージシャンによる名演を集めているので全く問題ないが、クリスマス以外にならすのは少し恥ずかしい気がしないでもない。それでも100パーセントジャズのこなれた演奏はさすがブルーノートだ。ナット・キング・コールからノラ・ジョーンズまで新旧のアーティストがラインナップされ、しかもビッグバンド、ピアノトリオ、コンボ、ヴォーカルとさまざまなクリスマスのバリエーションが楽しめる。特にノラの参加は新鮮だ。毎年クリスマスが近づいたら忘れずに引っぱり出したい。
さて、こちらのグリーンのパッケージにお馴染みの『 100 』の文字・・・・・・
一連のシリーズのJAZZ VOCALを収めたのが本作です。
枚数減らして安くしたのかなと、思うなかれ。
BEST JAZZ100です『 100 』、枚数減っても100曲で全て完奏してます。
『JAZZ VOCAL』として一環しているので、かえってCDを交換する等の手間や、チェンジャー使用の場合はスペース省略化ともなり◎
枚数を増やして膨らませるよりも、1枚あたり25曲と多く収録して4枚で対応してる。
ただし!!細かい事かも知れないが収録時間は総トータルでは短くなっている事も上げておきます。
選曲に関しては、ブルーのBEST JAZZ100 に収録曲された同名曲もボーカル違いなどで、ダブらない様考慮されており『JAZZ音楽』の楽しみ方を堪能出来ます。
金額についてのコメントもなんだが・・・・・100曲では事実上値下げで、この様な企画、シリーズを今後も続けて欲しい限りだ。
この様な仕様(選曲からコスト削減、完奏、歌詞付き)の本作から、企業?企画者?製作者?の聴き手の立場に立った努力を素直に感じた。(別のジャンルでも同様な企画を立てて欲しい)
他のレビューでもコメントさせて頂いてるが、好感の持てる本シリーズの他に、尻切れサンプルで100曲CDもあるので購入時は確認の上、注意!!
本作で音楽の幅を拡げるなど、各自で楽しみ方は色々あると思われますが、自宅や車内、ポータブル等の持ち歩きで『JAZZ』を満喫されては如何ではないでしょうか?
また、本CDは全曲歌詞付きで、VOCALをテーマ別に 1.ロマンチィック 2.ティータイム 3.リラックス 4.ミッドナイト となっている事も付けたしておきたい。
Dianneさんは、甘くvoiceで持てるんです。 抜群の実力者だ。 こんなもの必ずGETにさせてもらおう。
いまや大御所のスタンダード集。
今はやりのジャズムード、雰囲気優先の女性ボーカリストは足元にも及ばない実力を示してくれる。 これぞジャズ・ヴォーカル ベストの真髄。その歌の味わいの深さは、すなわち聴こえてくる歌い手の人生そのものだ。
マウントフジ・ジャズフェスティバルの伝説のステージから何年たったのだろうか。
エラ亡き後のジャズボーカルはダイアン・リーブスが支えていくと思う。
恥ずかしながらダイアン・リーブスを聴いたのはこのアルバムが初めて。 バラードを中心としたしっとりと聴かせるジャズ・ボーカルアルバム。 ハービー・ハンコック『処女航海』を思わせるM1「Will You Love Me Tomorrow」が素晴らしい。 サポートするピアノトリオの美しすぎる音たちに感動。 そして、クセのない声質ながら、表現力豊かな彼女のボーカルに聞きほれる。 最後の曲はギターのみの伴奏でブルースを情感たっぷりに歌い上げ幕を下ろす。 深夜一人で聴くのに最適。 名盤だと思います。
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