謎のウイルスによって全人類の殆どが死滅した中、自身も感染しつつも パリで逃避を続ける鬼龍と、そこで出会った少女との交流を描いた短編です。 ウイルスに感染すると100%死亡してしまうのですが、ごく稀にNHMという ツルッパゲのゴリラに変貌をとげ、生存者に襲いかかってきます。 (見た目はBIOHAZARDのハンターに似ています。ちなみにNHMは“ No Hair Monkey” の略)
バイオハザード [DVD]と28日後... 特別編 [DVD]を 足した様な世界観でしょうか。 そして少女は何故か、ウイルスに感染しない……という王道な展開です(笑)。
他にも宮沢静虎が主役のOTON、そして贋作を見抜く鑑定士の物語、 ある出来事がきっかけで、人の心の声が聞こえる様になってしまった、真面目社員の 苦悩など、短編オムニバス集になっております。 Devil's Devilは続きそうな感じもしますが、一応短編集の一端の様な扱いで、次巻の予定は まだ無さそうですね。 退廃的な世界と鬼龍がマッチしていて面白かったので続編をぜひ見てみたいです。
同じことの繰り返しなのに、なぜか読んでしまう漫画です。
喜一はさすがの強さを見せ付けてくれましたが、鬼龍さんの弱体化が凄いです。
ある意味、ここまで魅力的で外伝までだしています鬼龍さんをここまでしちゃうとは
作者も思い切りましたですね。
えっ
なにっ
しゃあっ!
ボボボッ
パンパンパン
う あ あ あ あ あ
これらの言葉で読者を盛り上げる作者さんは、画力に裏づけされた実力ゆえでしょう。
「高校鉄拳伝タフ」は1993年より週刊ヤングジャンプに連載された、格闘技漫画。主人公は「灘神影流活殺術」の15代継承者、キー坊こと宮沢熹一。ストーリーは他の格闘漫画と特に違わず、秘伝の奥義を会得していきながら最強をめざしていくのがメイン。この漫画の面白さは王道ストーリーと、猿渡哲也氏の独特な画風、そして実際の格闘家をパロッた登場人物たちの登場。特に画風はスクリーントーンの使い方がうまく、激しい画なのに異常なまで精緻に描かれている。一コマ一コマがおおぶりなので週刊ではあっという間に読み終わってしまう本作、是非単行本で読むことをお薦め。その本巻、恩師の仇・鬼龍を殺す。0年の鍛練の末、鋼をも破る剛強な右手を作り上げた漢・剛眼。意気投合した熹一は、共に鬼龍の??れ道場に乗り込むが、そこには、かつて鬼龍も対決した“亡霊”が…。
前巻、熹一と覚吾が接近遭遇しながら、別流派の登場という新展開で「無駄な引き延ばしのような形にならなければ良いが」と危惧した。しかし、本巻での流れは急速で、もたついた感じはない。 熹一に、再び覚吾の真正面に立つ機会が巡って来るのか? そのメインテーマに向けて一気に突き進むこの巻の流れは澱みがなくて良い。
巻末の予告によれば、毎月連続の刊行があるらしい。 この辺りから話の流れの速度が増して行きそうな予感がある。 次の巻への期待が増す。
自らを灘神影流の当主だと認めさせるための、喜一と尊鷹の死闘。果たして勝利を収めたのはどちらなのか…!?その後は本格的に灘神影流と幽玄真影流の全面戦争への流れに突入していきます。“幽玄死天王”なる幽玄最強の高弟たちの謎やその恐るべき能力が徐々に明かされてゆくのですが、何というか、まるで少年ジャンプ黄金期バトル漫画のような様相です。自分はこういうの嫌いじゃないです。
猿渡先生も凄く気合いが入っていて、ノってるのが伝わってくる。相変わらず色々ネタも提供してくれるし、鬼龍や静虎の弱体化はあまり気にせず、素直に楽しむことにしました。
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