とても明るいです。スポット機能も欲しいですね、使用可能時間ももう少し長いと良いかな
私が初めて買ったCDはT-REXのグレイテストヒッツでした。当時好きだった日本のバンドがグラムロックをやっていて、そのルーツを探ろうとして買ったのです。そのバンドはもうなくなってしまったけど、T-REXはずっとお気に入り。でも、グレイテストヒッツには「Get it on」が入っていないんです!この曲がとても気に入っているので、こちらを購入する事に決めました。グレイテストヒッツよりもこちらの方が代表曲を網羅しているように思います。リンゴスターがジャケット写真を撮影した「スライダー」の入っているアルバムもいいですけど、お得感ではこちらに軍配が上がるのではないでしょうか。グラムロック初心者にオススメしたい一枚です。
ベストアルバムの定義を「ヒット曲を集めたもの」或いはシングルヒットばかりにこだわらず「代表曲を集めたもの」
にするかは、人ぞれぞれだと思うが、T.REX黄金時代とも云える1972年の曲が8曲も入っている。
"The Slider"が、volume2の方に入っているのは惜しい。volume1に選んで欲しかったという想いが、なくはない。
映画でお馴染みの"20th Century Boy"や、1973年の"Easy Action"含め、全盛期と、
やや翳りを見せ始めたが、音楽的には新境地を開いたかのように見える"Teenage Dream""Light Of Love"なども、結構楽しめる。
1973年、幼かった私はLIVEに行って、MARC BOLANの容貌があまりにも変化しているのに驚いた。
全盛期が本当に華やかだった分、突然の事故死までの期間は、悲哀に満ちている。
1972年よりも前のT.REXの曲を聴きたければ、また、他を購入する必要があるが、
先ずは、お勧めできる選曲となっている。
歌詞カード等のない輸入ものにしても、リーズナブルな価格だ。
それに比べると、volume2は、やや、焦点がぼやけている。
没後およそ30年になろうとしているのに、ますます輝き続けるカリスマ、マーク・ボラン。伝記の類も内外で沢山出ています。しかし、この本は今まで出たマーク・ボランの本とは180度違います。どの本にも書いてあるありきたりなマークの歴史や、難しい評論や、膨大な作品を全部解説したようなディスコグラフィーはありません。その代わり・・・マークの未発表の草稿や、低迷期でニュースが伝わらなかった頃のおっかけファンによるツアーレポートとか、ファンが知りたかったこと満載です!!フランスツアーに付いて行ってお金が尽きた女の子のグループに、ホテルを取って代金を払ってあげたなど、ちょっとしたエピソードがファンを嬉しくさせてくれます。自尊心が高く、100%スターに生まれてきたエゴセントリックな・・そんな貴方のイメージを覆す、人間的でちょっとお茶目な、今まで見たことの無いマーク・ボランがここにいます。
マーク・ボランの歴史を簡単におさらいすると・・・(1)1965〜67年ソロ時代(2)1967年ジョンズチルドレン時代(3)1968〜70年ティラノサウルスレックス時代(4)1970〜T.Rex時代です。実に紆余曲折を経てのT.Rexです。私は、マーク・ボランの作品は、全般に好きですが、特に(2)と(3)の時期が好きです。マーク・ボラン=ボラン・ブギー(4)の時代だけと考えるのは、ちょっと勿体ない気がします。そこで是非とも60年代のものも、聴いてみたらいかがでしょうか?本作は、ティラノサウルスレックスの1枚目で、サイケともアシッドとも形容し難い、マーク・ボランの音楽としか言いようのない、時代を超えたファンタスティックな世界が広がっています。
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