そもそも土木構造物とはどんなものなのか。 ここを知らないと話になりません。
土木構造物とは、一般的に橋やトンネル、道路等のインフラを指します。 公共の施設や設備と考えてもらえれば十分です。 土木構造物を遺産として扱うことで、構造物が持つ歴史や社会的な役割、 当時の技術レベル等を後世に残そうという目的で近年、遺産としての 保存活動が始まっています。
本の作りとしては、構造物の歴史や構造などの説明書きと 構造物のカラー写真が載せられています。 カラー写真があるため本そのものは見やすいのですが、説明文に関しては 興味が無いとつまらないかと。 掲載されている構造物も知名度は高いとは言い難いです。
本の作りは良いのですが、一般人向きではないと思います。 興味半分で買っても自分で思っていたものと違い、 途中で読むのを止めてしまう可能性もあります。 買う前に一度中身を確認することを強く勧めます。
福祉業界ではやたら連携・連携という言葉だけが先走る。走っているのは一部だけだったり、味気ないのが先に走るので追走しなかったり、と。そんな中、本来の連携の取り方が垣間見れたかと、感じました。
自分でやるのはかなり高い壁ですが・・・素敵な教科書に出会いました。
いざという時に役立つ知識や普段から備えておくべきことなど、
4コマの中に端的にまとめられていてとてもわかりやすかったです。
普段の生活の中では思いつかないような内容もたくさんあったので、
この本を参考に改めて非常時の備えを見直そうと思います。
地震があった。それも信じられないくらい凄いやつが。 東京での揺れはとても大きかったがゆっくりで、大きな被害が出なかったために、被災地の人たちと体験を共有できていなかったように思う。 リアルに体験していない分、むやみに地震がこわいと感じる。こわいけど、どうしたらいいかわからない。教訓になるような情報がほしかった。
この本を最初にみたとき、すぐこの本を買うと決めた。 阪神淡路大震災の被災者の方のアンケートへの回答に、雑誌の喫煙のマナーの絵でおなじみの寄藤文平さんがその状況をわかりやすく描いた絵をよせている。実際的であり、直感的に理解できる構成になっている。
すぐに読める。しかも日本人として忘れてはいけないことばかりだ。 被災された大学の教授の渥美公秀さんという方が、被災から災害ボランティアまでのご自身の経験をコラムとして寄稿している。 入門書でありながら一歩踏み込んだことまで書かれている。
トイレにでも置いておき、用を足すたびに少しずつ読み直してみるなどするといいと思う。
生物多様性の本はいくつか読みましたが、本書は「生物多様性とは?」という基本を押さえつつ、生態系の現状、これまでの国際的な議論の流れや日本政府の取り組み、そしてビジネスと日常生活の両面とのつながりについて、広い視点でバランスよく示していると思います。決して専門的すぎたり難しいわけではなく、かつ表面的ではない深くつっこんだ話も展開されていて、読み応えがありました。ほぼ毎見開きに図版やイラストがある点も読みやすかったです。 おもしろいなと思ったのは、スローフードといった新しい食のあり方や、半農半Xなど農にまつわる最近のトレンドとの関係に触れている点。名古屋のCOP10のときは、経済的価値の話ばかりが報道されることに違和感がありましたが、生活者として生物多様性と自分の暮らしの関係について、なるほどなと思うところがいくつもありました。 一方でビジネスの上でも、生物多様性に取り組むことが、世界ではいかに当たり前になっているのか、日本企業ではどんな取り組みが始まっているのか、いろいろな事例で示されていて、業界を問わず役立つ内容だと思います。 著者は『成長の限界』の訳者だけあって、最後に「生態系を壊さない成長のあり方」について触れています。「このままではまずい」と警鐘を鳴らしつつ、「ではどうすればいいか」が示されているので、頭で理解するだけではなく行動に移すヒントになる本だと思います。
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