テクノ・ユニットと言われているけれど、実際の音を聞くとファンキーなフルートやホーンなどの音色がアシッド・ジャズっぽくもある。
モデルの今宿麻美のユニットということで、アルバムジャケットも彼女のセクシー(?)な写真が載っているけれど、別に彼女がボーカルなわけでもないので、実際には無視しても構わない。そういう包装紙に騙されずに中身を聴いて見て欲しい。
これが、想像以上に良くできた大人の音楽だったりするのだ。
後にリミックスが出ているけれど、個人的には断然これがオススメだ。
なかなかハッピーエンドが少ない同性愛がテーマの作品ですが、こちらは全体的に爽やかで可愛らしいです。同性が好きだけどハッピーでやってるよ!というメッセージが伝わってきます。登場人物の描写が細かくて、特にサブキャラクターのタケちゃんがイイキャラしてます。学校の様子などは非常にリアルで、演技であることを感じさせません。いちこのパパも、リビングでゲイ雑誌を眺めるなど、細かな配慮が冴えています。セクシャリティを問わず十分楽しめると思います。見終わった時の清涼感が清々しいです。原作はあくまで違う作品なので、どちらが良いかくらべる事はナンセンスだと感じます。私はどちらも好きです。
地方都市に暮らす多くの高校生たちにとって、自分の街の向こうに広がる世界はまだ憧れの領域でしかありません。その世界に対するひと握りの情報はあるかもしれませんが、まだ実際にこの手で触れたことはない世界といえます。「知識」はあるけれども「経験」のない世界と言い換えることも可能かもしれません。そうした向こうの世界にまだ足を踏み入れていない高校生は、スポーツや勉強にある程度の目標がなければ、ままならない人生に悩みながら、なんでもない時間を積み重ねていくことでしょう。 この映画の主人公二人も、湯上りの時間に新しい画集をなにげなく繰ってみたり、自分たちの背丈を比べてみるために背中をあわせていつまでもいつまでも初夏の陽だまりの中でほほえみ続けたりしています。<!P> こうした無為の時間の積み重ねが、実は人生のかけがえのない瞬間<とき>へと変わるのは、いつかその日々を振り返ることになる遠い将来のことでしょう。 社会人を続けていると、疲れた心と体を安らげる時間が必要になる。無為の時間というのは私のような社会人には明日からの活力を蓄えるために必須の時間といえるでしょう。しかしそんな理屈を持たずに無為の時間を過ごせるのは、人生の中では実に限られた、<あの頃>でしかない。そのことを感じさせてくれる物語です。 高校生二人の、人生の瞬間<とき>を無意識に刻んでいる姿がとてもまぶしく見えました。
制作は「アムモ」。 (もうアムモってだけで、ワクワク期待しちゃいます!) (「小粒な良作映画を創る制作会社」です!いや、その世界観は独特!)
序盤は「イラッとくる女との不快な恋愛映画??」なんて思ってたら急展開(笑)! どんどん仲間が増え、「奇妙な世界やルール」が理解できたら???・・・もう「ドップリ」ハマれます! (トンデモなくユルいですが、それがイイ!ジャンルは何だろう?) (結末が気になると同時に「いつまでも観ていたい気がする」のがステキ☆)
小粒でシュールな作品ですが、「こういうの好きな人」には超オススメします!!! 観終わると「ちょっと寂しく、でも暖かい気持ちになれる」・・・小さな感動が気持ち良い映画ですよ♪
今宿さんの今までのイメージどおりの写真です。 もっと、新しい彼女が見たかった気もしますが・・
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