ちょっと気になったのであれば買ってもいいと思います。
しかし、その場合には体験版はせず、公式サイトやパッケージ裏は見ないほうが良いです。
ネタバレという程のことではないんですが見ないほうが楽しめると思います。
全体的な評価としてはタイトルでも書いたように概ね良作ではあります。
それでは部分的に評価すると
・シナリオ・テキスト
クリア時間15〜25時間程度、程よい感じで、ルートはほぼ1本道です。
CERO審査Dではありますがそこまで苦痛な描写はありません、内容が内容だったという所でしょう。
無名な女性ライターさんだったので不安な気持ちがあったのですが、寧ろ下手な中堅、ベテランライターさんよりも良かったと思います。特徴としてはキャラの個性を出すのが上手く、プレイヤーを飽きさせないテキストを書いてくれます。ただ、原案・シナリオをほとんど一人でやったせいか最後の詰め、世界観・設定の意義、が少々甘かったかな、という印象です。
・曲、BGM
さすが5pb.です。BGMは阿保剛さんを筆頭に良い雰囲気を出してくれています。曲も田村直美さんの「刻印〜tattoo〜」、志倉千代丸さんが手がけたKOKOMIさんの「キミがボクなら」、その他にも挿入歌として数曲ありどれも名曲です。特にグランドエンディングは鳥肌が立ちました。
・絵
パッケージなどを見ればわかるように、非常に良いです。キャラデザが素晴らしいことに加え、塗りがSteins;Gateのような塗りになっており良い味が出ています。シナリオと上手く調和していました。
・システム
他の人のレビューでもあるようにPS3、XBOX360版で少々差異があります。自分は特に気にはならなかったですが、システムにこだわりのある人はXBOX360版をおススメします。
・限定版特典
ヘッドフォンに関して言うと、可もなく不可もなくという感じです。あくまでオマケなのであまり期待しすぎないほうが良いです。少々サイズが小さいかな?、と。(世津茅早専用だから?)
サウンドトラックは大変素晴らしく、これだけでも買う価値があります。…ちょっと言いすぎですかね(笑)。しかし通常版を買うのならサントラつきの限定版を迷わずおススメします。
と、こんなものでしょうか。
新しく立ち上げたスタッフでの処女作だったからか荒削りな部分がありましたね。
もう一つ二つスパイスがあればもっと高い評価になっただろうと思います。
しかし、個人的には埋もれて欲しくないもっと多くの人に知って欲しい作品です。
チビッ子キャラ達が特に可愛いのでそっち方面に興味がある人たちにも必見です(笑)。
レビューを見て気になったのであればプレイしてみてはいかがでしょうか。
【全体として】
ストーリーにはすごく引き込まれました。
ただ、一本道で、選択肢はたくさんありますが
テキストが若干変わったりTipsが取得できたりする程度で、
GameOverも選択ミスのあとに直行するので
最後の選択肢からやり直すだけで先に進めるため、
詰まったりする要素がありません。
正直、フォーントリガーや妄想トリガー(でしたっけ)のような
斬新なアイディアで「ノベルゲームから選択肢を排除する」てな
発言もしていらした会社さんなので、古典的かつストーリーに
幅がない点が残念で仕方ありません。
これ、ゲームで出す必要あるの? と。
【システム面】
ノベルゲームとしては基本は押さえてあり快適だと思います。
ただ、フローチャートだけは意味がわかりませんでした。
(一本道だし、なくてよいような)
フローチャートの分岐からゲームが再開できればよかったのに。
以下若干ネタばれあり。
プロローグとエピローグに、
少女の一人語りが入るんですが、
このポエムが冗長過ぎて萎えます。
ゲーム開始前はつかみとしてミステリアスな詩的表現が物語を
盛り上げることもあるでしょうが、このポエムは単にプレイ前の予備知識がない状態では
意味が不可解でしかも長いので不快にすらなります。
ゲーム終了間際のポエムは、物語の総ざらえで読者(プレイヤー)の細かな疑問等による
微妙な引っ掛かりをとっぱらって壮大なカタルシスを感じさせてくれてしかるべき個所なのに、
ただただ書き手の言い訳じみた描写が続いて(どうして語り手であるキャラがあの時ああしなかったのか、など)
言い訳すんな見苦しいと思ってしまい、うんざりしました。
(もちろん、語り手キャラがうざいと思ったのではなくて、ライターに対して思った次第です。
といいますか、ライターの存在を感じさせられて萎えました。)
物語の構成として、最初と最後の語りをする少女と、
Tipsで出てくる「少女の日記」の作者とが別人であるという仕掛けは
途中まで気付かなくて「ああ、面白いな」と思いました。
基本的に、ストーリ構成もそれなりに面白いですが、
人物描写と内面描写がよくできていると思います。
章ごとに違うキャラの視点になるので、同じ出来事を追っていても
立ち位置が違うことで受け取り方も違う様がよく表現されていると思いました。
ただ、人間の黒い部分を表現する際に、冷静なそぶりをかなぐり捨てて
狂気を前面に押し出してくる人物表現はいささか陳腐で子供っぽいヒステリックな感じが否めません。
普段の優しさと同じ軸上に黒い部分があるからこそ怖いんだと思います。
物語の根幹である時間についてですが、
「その落ちはねーだろー」と思いました。
全体的に曖昧なイメージを表層的な論理で塗りつぶしていたのが、
最後の最後で隠しようがなくなったという感じ。
最後まで隠し通してほしかった。
色々書きましたが、ゲームとしては3点。
ストーリーは詰めの甘い感じもしますが4点です。
【たられば(ネタばれ)】
章建てで一本道にするにはもったいない。
シナリオ選択でキャラを選択して、
そのキャラでクリアした内容が他のキャラでのプレイ時に影響するようにして、
全て条件が整えば最後のキャラシナリオがプレイできる、
という風にするだけでゲームとして成立したと思います。
それなら選択肢やBadENDの意味も活きてくるし。
オススメです!もう2〜3曲あるともっと素敵ですが、これは素晴らしい。 画像も音も結構良いです。
まずのICHIROやGRACE達と一緒にアンプラグドな感じで
1 SILVER SPOON 2 MOLIENDO CAFE(コーヒールンバ) 3 川の流れのように(美空ひばりのカヴァー) 4 自由の橋
↑この4曲
さらにICHIROを含むロックバンドスタイルで
5 NO ONE SEES NO ONE HEARS NO ONE SPEAKS 6 TOUCH ME 7 BLOOD,SWEAT&GUTS 8 ゆずれない願い 9 揺らぐことない愛 10 EVERYBODY TEARS〜すべての矛盾を愛せ〜 11 有名人 12 ONE STEP(アンコール)
という感じです。 どの曲もとてもいいパフォーマンスで、言うことありません。
田村直美やPEARLがお好きならば中古で1万円程度ですが是非思い切って買ってみて下さい。
※1 但し、1と9と12だけはまだ新品で買える二十周年記念盤のDVD(青いジャケット)でも観ることが出来ます。
※2 さらに、音だけならLIVE A GO GO! BESTにて1と4は聴くことが可能です。
初期のPVが入っていて当時のファンには懐かしく、最近知った人にも過去の映像が楽しめる作品。
ただ、どうせなら冒頭映像が使われてるストリートギグもちゃんと収録して欲しかったし、素顔に迫るドキュメント映像という解説の割には「これだけ??」という感じです。
ですから、昔のPVが欲しい人向けということのみでの評価です。
前作の「TV主題歌ソング集パーフェクトベスト」は
2003年までのものだったので、ここ数年ハマっている
我が家の子供たちには馴染みが薄かったので見送っていましたが、
今回はまさにリアルタイムで見てきたシリーズの主題歌集で
しかもDVD付。うーん、全部知ってる曲で嬉しい。
子供の日も近いし、こっそり予約しました。通常版はDVDが
付かないそうなので、今のうちにぜひ!
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