ブラックミュージックに色濃く流れる、16ビートの黒人のリズムの草分け的存在。彼以降、R&B、Funk、に多大な影響を及ぼし、さらに、ハウス、ユーロビート、テクノをへて、現代のダンスミュージッ、Hip-Hop、WrapMusicにいたる。SexMachineのゲラップゲローラ(GetUp,GetAllLove)を有名。
この本を書店で見つけて少し立ち読みをし、原書を買うことに決めました。J.D.Brown による言語テストの基礎的な解説は明快で、言語テストの知識があまりなかった私には非常にわかりやすくかったです。しかし、この翻訳では、残念ながら日本語が今一つなところがあるので、英語の読める方には原書の方をお勧めします。
分野は違うがJBの生き様・ポリシーは自分の思想に深く影響を及ぼしている。 黒人差別が当たり前であり、数々の社会的障壁が存在する中彼は己の力で、それもあくまで暴力ではなく勤勉さと創意工夫で成功を収めていく。 「扉さえ開いてくれればいい。力は自力で手に入れる。」 「今の社会が気に入らなければ、暴力ではなく教育をきちんと受けて社会的地位を手に入れろ。そしてその力で状況を改善するんだ。それがブラックパワーだ。」
私はミュージシャンの端くれです。この映画は泣ける。切ない。
もちろんファンクブラザーズは別格ですが、似たような状況は日本にもあります。
皆さんは自分の好きな歌を誰が演奏しているかご存知でしょうか?
ポップスでは演奏家に光が当たることは稀で、そのへんの駅前カルチャーセンターで
誰もが知る大ヒット曲のプレイヤーが細々と講師をしているなんてこともよくあります。
レストランで自分がギターを弾いた曲がかかったので、思わずウエイターに
「このギターはぼくだよ」と言いそうになって、でも言葉を引っ込めてしまう、
というエピソードには涙が出ました。
不遇の時代を乗り越え、いなくなってしまったメンバーもいるけれど、再び集まった
彼らの充実した表情、そして誇り高き演奏には胸がジーンとさせられます。
音楽を愛する全ての人に見て欲しい映画です。
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