劇場公開時には何かと賛否両論で「あまり良くない出来」みたいな意見もありましたが、面白いのは間違いないです。
たぶん酷評に関してはテレビシリーズの気分をそのまま引きずってしまうと違和感を感じてしまうのだと思います。
最初の映画the movieの方がTVシリーズからを観ていないと理解できない部分も多く、アンフェアファンの期待に答えてこさえた感があり、むしろ作品のスケールアップは見応えがあって成功したけど、ファンが満足なだけって感じもしました。
しかし今回のthe answerは、(現時点では)ラストとした割りに以前の事件や関わりを引きずっていないのでアンフェアをまったく観ていないひとでも楽しめるのではないかなと思いました。はじめに軽〜くテレビ〜SP〜the movieまでの簡単な部分はナレーションで説明しているので、コレを観てから溯ってテレビシリーズという観方をするのも新たにアンフェアを観ようとするひとには面白い入り方かもしれません。
DJ SASA監修のスカバー(Skaカバーの略)シリーズの中で個人的には一番の秀作だと思います。
昭和の刑事ドラマタイトルにありがちな曲調とSkaが良い具合にマッチして、オリジナルを超える秀逸な作品ばかり。
特にお勧めは2曲目のGメン75メインテーマ、4曲目の非常のライセンス(キーハンター)、13曲目の面影(Gメン75エンディング)
買って損無し!!
ここのところややマンネリムードを感じてた半兵衛シリーズですが、今回は複数の事件が絡み合っていたり、廻り髪結の房吉や鎌倉河岸のお夕などお馴染みの人物達の過去が垣間見えたりして、ページをめくる手が止まりませんでした。
「知らん顔をしていた方がいいこともある…」というお決まりの台詞で締めてしまうのではなく、半兵衛らしいさりげなくも深い思い遣りが各話に滲み出ていて、久しぶりに読後が心地よかったです。
また、今巻は各話の事件に絡む人物達も印象深かったです。
特に第三話「貧乏神」は、頭の中に情景や人物たちが活き活きと浮かんで見えました。
個人的に、「私の好きな半兵衛シリーズはこれなんだよ!」と思えた第14弾でした☆
質の高さでは右に出るもののない「相棒」シリーズ。陽の当たらない部署に居る二人が、「自由」に動けるからこそ出来る捜査で、時に組織をも超える活躍を見せてくれます。
一方、今問われている事は何か?を常に意識した「社会派」の一面もあり、特にこの6季[前半]はその傾向が強いです。裁判不信から始まった「裁判員制度」、事件報道と情報公開、移植ドナー問題、大きく個人責任に舵を切った資産運用など。
謎解き以外の部分にも見せ場が沢山あり、それが単純な視聴率以上のDVD販売に繋がっているように思います。それにしても、相当難しい物語が、この長きに亘ってほぼ全編DVD化されたのは驚きです。この状況を素直に喜びたいと思います。
重厚な物語が多い中、個人的には、イメージ通りの「天使」を演じてくれた前田亜季に、惚れました(だから男ってのは!)。陣川警部補が「美人に弱い」欠点をいかんなく発揮してくれる話も面白くて◎。
この著書、発売する前から気になっていました。飯田裕久さんというと 昨今の人気刑事ドラマ「臨場」「東京DOGS」等の監修でも知られる 元刑事の方だというのは存じてました。その方による著書です。 この厳しいご時世、不安が過ぎる社会人の方も多い。私もそうです。 だからこそ“先見の明”が大切。先の展開を模索しながら仕事をする。 そういう考えを常に持つ方にはおススメの著書!! 地道の聞き込みや、 お茶汲みの仕草からも得られる事があるとか、素人にもわかる解説的な 文章でアドバイスされている。刑事の仕事は、庶民からみると特殊すぎの 面はあるかもしれないが、刑事もなんら普通のサラリーマンとかわらない。 閉塞感が漂う現在、学生は就活等、社会人は仕事と家庭と背負うものも大き くなってくる。飯田さんの例からは参考になる要素が多い。 やっぱり情報収集〜コミュニケーションのアクションを怠ってはいけません。 本を読むと、人気刑事ドラマが支持される理由もわかる気がした。
|