CD化されているなんてつゆ知らず・・・やっとこの音に再び出会え感激しています。
「ゴールデン・カップス」と「ゴダイゴ」の間を埋めるアルバム。 70年代の匂いがプンプンして、その世界観に包み込まれてしまう。
一枚目はサントラアルバム「いろはのい」や「男たちの旅路」に 二枚目はゴダイゴ「新創世記」や「CMソング1」に繋がる感じ。
タケカワ加入がなかったら、ゴダイゴはもっと男臭いバンドになってたんだろうな。
NHKのテレビ文学館で日下武史がO・ヘンリーの短編群を朗読していたことがあった。その時のテーマソングが一曲目である。これを何度も聴く(笑)これまでに誰よりも聴いたはずだ(莫) リーフレットには「日常生活の中で忘れかけていたことをO.HENRYの作品による表現とNHKの映像によって考えさせられて作った」という吉野本人の言葉がある。 聴いた瞬間に判る、哀愁漂う申し分のない旋律。ピアノの鍵盤を叩く一回一回が尊重されている。
前にも書いたが日下武史の朗読は絶品で、おそらく数ある名作を紹介していたテレビ文学館の中でもこのO・ヘンリーのものは最も好評だったはずだ。いつか番組自体を本楽曲共々DVDで復活させて欲しい。
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