木暮修が帰ってきた・・・
名ドラマ「傷だらけの天使」の最終回から30年以上すぎて書かれた本「傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを」とうとう読んだ。
もちろんドラマはリアルタイムで見てなくて20歳すぎてから見たんやけどショーケンのかっこよさにしびれまくりました。
最終回で水谷豊演じる弟分アキラが死んでから世界を放浪してた修はいまや50代なかば、日本でホームレスをしていた・・・というところから話は始まります。
とにかくセリフの一言一言が(当たり前だけど)木暮修なのでドラマの続編を見てるみたいな感じになってそれだけで十分面白いです。
俺の好きなセリフ「おだてんなよ」も何回も出てきます。
なんとかぜひ、今のショーケンで映像化してほしい!
あのかっこ悪くてかっこいいショーケンをもう1回見たい!!!
矢作俊彦原作、谷口ジロー作画という名コンビのコミックが復活した。
ホンゴー・ヨシアキとノリミズ・リンタローの二人を主人公としたアクションコミック。
元のコミックはGOROという雑誌に連載されていたというが、当時はもうGOROは卒業していたので読んでいない。
ということで、初めて読んだけど、フランス外人部隊なんて、ちょっと設定とかは古臭いが、やっぱりこの二人のコンビはなかなか面白い。
昔買ったハードボイルド探偵もの、どこ行ったかな?
第2弾マキシシングル、でましたね。 「まっぴらロック」の予告(4)を聞いた時点でもうぐっと来てました ロック歌謡 いいっすね。 夏のドライブにもってこいでございます。
大藪春彦が描いた女殺し屋、牝豹シリーズ3作があるが、矢作の創造した女殺し屋がこれだ。どちらの殺し屋も総合的戦闘能力という点では人智を超越していて劇画の域に達している強さだが、趣きはだいぶ違う。大藪作品はマゾヒストたちへの贈り物といった側面があるのだろうが、矢作さんは何をもくろんでこの最凶スーパーウーマンを造形したのだろうか。 最近でも、とくに映画の分野では女殺し屋ものはさかんに作られているが、この矢作作品に見られる、行動原理を逸脱したあまりにも無際限な残虐と殺戮は、他に例がないのではないか。 女殺し屋マニアといった存在は確かにいるのだ。わたしがそうだし。沼正三は女侠願望という造語で、このような嗜好を広範にわたるマゾヒスト群像の1タイプに分類してみせた。矢作さんは、おそらくこのような薄暗い嗜好とは無縁のお方なのだろう。ただし、自らが創造した女殺し屋の圧倒的な戦闘能力、奸智、機敏、残虐等を示すエピソードを書き連ねることで、物語作者としてのカタルシスをえているのは間違いない。 ティファニーで朝食の冒頭から、核拡散の終結まで一気に読ませるとは言え、これがハードボイルド文体か、と言ってしまえばそれまでだが、ちょっと何言ってるかわからないっす、といったサンドイッチマン的叙述や会話が多いのには閉口しました。
『暗闇にノーサイド』、『ブロードウェイの戦車』、『海から来たサムライ』を書いたコンビが25年ぶりに書いた合作ということで、読んでみた。
25年前は、冒険小説やハードボイルド小説、全盛期のころで、私もよく読んでいた。その後、矢作俊彦は路線変更ということで、ミステリから離れて行ったが、たまに読んでいた。
久しぶりに読んだこの作品は、正統的な犯罪小説。帯にはあのリチャード・スタークの「悪党パーカー」シリーズにオマージュを捧げる作品という記述があるが、うーん、そこまではいってないかな。
沖縄のヤクザ間の抗争、銃やクスリの密売、悪徳警官や米軍といった舞台仕立てはなかなかなもんなんだけど、どうもストーリーにも乗れず、登場人物にも感情移入できず、自分にとっては何か欲求不満が募る作品だった。
25年前ならともかく、ちょっと古いかな。でもコンビ復活は、素直に祝いたい。今後も出してくれるといいけど。
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