ウッディ・アレンの職人芸みたいな熟練さが出ているドラマ作り、を感じました。
アメリカ女の若い二人がスペインに行って、いろんな刺激を受けて感動したり迷ったり右往左往する。 バルセロナやカタルニア地方や、画面に出てくるスペインはそれはそれは美しく、景色も建物も花もギターの音色も夜の闇も素敵で、途中でよくアメリカの婚約者からかかってくる電話で 婚約者のいるアメリカが写ると、なんとアメリカとはスペインに比べて、味気ない国なんだろう・・・と思ってしまいます。 主人公の二人の女の子も、スペイン人の画家やスペインの、歴史や文化の深みのある魅力に心を刺激されて、いろんなことを思うのですが・・・アメリカ女は合理的で、 結局スペイン人には、なれなかった・・・というのが、この映画の私が感じたテーマ、でした。
女の子二人はスペインについて論文を書く、とか、自分探し、とか・・・とにかく生きることに追われていなくて、余裕があるわけで、余裕のある階級に生まれた人間が、アメリカのわかりやすさ以外のスペインの魅力にひかれるけど、とてもそれに徹することができるほど、覚悟はできていなくて、普通のアメリカ人だったよ、ということで、元の巣穴にもどっていきましたとさ、という話だと思います。
ペネロペの演じるスペイン女は、激しいけど魅力的です。ただうつくしいだけじゃなく、絵やいろんな美のセンスを内側に持っている。でも、その感性の鋭い反面、精神的バランスを崩すと、生きてるのがつらくなり、愛する人を殺すか、自殺したくなる。なんか、この人はヒステリー状態になるともちろん大変だけど、私は、すごくわかる気がして、ほっとするというか、私は夫・子供のために平凡で平和な生活を頑張って築いているけど、本当はこんな風な人を見てほっとしちゃう気持ちをもっているんだなー、なんて、人間、何を見て癒されるか、わかったもんじゃないですね(笑)
ギターの調べ、そしてスペインがあまりにも美しく魅力的なので、楽しい映画でしたし、そういう魅力から考えると、アメリカって、魅力に乏しいなー、魅力よりパワーで来てる国なんだなー、ということがわかる映画でした。ひとつ、アメリカ(アメリカ人の役です、イギリス女性ですが)なのに、パワーじゃなく味、だった、思うのは、レベッカ・ホールというヴィキー役の女優さん、映画の最初の方、と、何もかも体験してアメリカ人としてアメリカに帰って生きていく、となったときの後の方の目の表情が、違う!!!未経験だった時の味気ない目じゃなくて、いろいろ悩んだりした後、自分はアメリカなんだ・・・と身を持って悟った後の、瞳が・・・なんか素敵な潤いを帯びていたのは・・・すごい女優さんだ!と思いました! スカーレット・ヨハンソンももちろん素敵でした。いざ、というとき、胃潰瘍になって吐きそうになる・・・!っていうのが、なんかウッディ・アレンの映画っぽくて、コミカルでした。
んーどうしたんだ、ウディー・アレン!という感じだ。 まずモテモテの芸術家を演じるハビエル・バルデムにそれほどの魅力を感じない。 途中まではスペインの景色とともに面白い展開だったが、ペネロペ扮する前妻が登場してから何の面白みもないストーリーとなり、 しかもなんでペネロペがアカデミー賞を獲ったか理解できない。 我がスカーレット・ヨハンソンもただの尻軽女で、途中からは変な三角関係でモラルのカケラもない役を演じている。 ただ単にウディー・アレンはお気に入りのスカーレット・ヨハンソンにこんな役をやらせて満足したかっただけでは。色ボケかもしれない。 また、いつもの軽妙なユーモアも少なく笑えない。 とにかく、期待してただけにこの失望は隠しきれない。
爽快です。会社帰りどんなに疲れていてもこれを聞きながら口ずさむと元気になります。ついついアクセル踏みすぎになりそうですが、暗い山道も快適です。運転時には欠かせないCDとなりました。
The king of pops と言われ、世界中の誰もが知っているマイケルジャクソン。
読み終えた後、「マイケルジャクソンは、幸せな人生だったのかなあ?」と深く考えさせられました。
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