基本コレクションとして推奨できるセットだと思います.
ベロフの若い頃の録音には,才能はあるが,何となく,ドビュッシーが好きでもないというような,よそよそしさが漂っていたような気がします.ところが,数年前,NHKの「スーパー・ピアノ・レッスン」という番組でドビュッシーを指導するのを見て,驚きました.そもそも,レッスン生と比べて大家が上手だの何だの言っても始まらないのではありますが,講師のベロフが語って聞かせ,弾いて聞かせる音楽の,段違いな水準には脱帽するしかありませんでした.お手本の演奏は,軟弱・茫漠とした「印象派」的ドビュッシー像を超越しており,ほれぼれと聞きき入ったものです.
故障から再起したベロフの心技体の充実ぶりは,ドビュッシー把握の深さを感じさせる確信に満ちた演奏として,この集成にも記録されています.惜しむらくは,音の抜けがもう少しという印象であることですが,内容は全体に安定して高水準で,現代のスタンダードと言ってよい説得力があります.これを基準に他の演奏解釈を評価するに足るものだと思います.
昭和33年2月より5月まで毎週月〜土曜に10分間の連続ドラマとして放映された、シリーズ第1部です(以後翌34年7月まで、第2〜第5部までは毎回30分間番組として放映され、最高視聴率67.8%、平均40%台、当時、放送時間帯は銭湯から子供の姿が消えた!超大人気番組でした)。全71話のうち、現存している全ての画像(64話)を収めた5枚組のDVDボックスです。マスターテープそのものが見当たらない、またはどうにも修復不能によって7話分が収録されていません。画面サイズは勿論!4:3のテレビサイズです。50年以上も前のフィルムですから、どんなにデジタル処理しようとも、当時のカメラをはじめライティング技術など、ロケーションでの映像制作の難しさから、例えば昼間でも夜のように暗く不鮮明な画面など、今改めて観てみれば、当時の子供向け超低予算番組のレベルを見せつけられる、といったところでしょうか。全体的に画質、音質とも推して知るべしです(絵がもっと鮮明ならどこで撮影したのかが判るかも知れないのに!)が、私もこの時代の世の子供達と全く同様に、本当に夢中になってこの番組にかじりついていた一人です!!やはりこのDVDの価値は、「憎むな!殺すな!赦しましょう!」のスローガンの下、月光仮面という永遠の正義の味方(ヒーロー)が、子供たちに語りかける弱いものへの慈しみや優しさと正義、平和への切なる思いではないでしょうか。何といっても当時の建物や道路・背景などの貴重な映像と、内外の自動車などの懐かしさがいっぱいです!!!(周りは雑草だらけの東京芝増上寺や、まだ下の柱の部分だけの、建設中の東京タワーには、感動すら覚えます!!)5巻トータルで7時間半です。また1、2、3巻に主演の大瀬康一氏と企画者小林利雄氏の「月光仮面」誕生の逸話や、撮影当時の大変面白いエピソード(例えば名探偵祝十郎は第38話から登場するのですが、この辺の理由も判るような…?)(トータル15:03)、4巻に当時の世相と現在のロケ地風景(3:43)、5巻には、船床定男監督の思い出(2:10)がそれぞれ特典映像としてついています。月光仮面が純白のホンダドリームC70に颯爽とまたがるオープニングシーンは、第2部の「バラダイ王国の秘宝」からで、また当時の子供達なら誰でも歌えた、あまりにも有名なあの主題歌「月光仮面は誰でしょう?」はメニュー画面や一部のエピソード以外には、この最初のシリーズではまだ登場しません!!それが目当ての方は注意が必要です。現在本作品は、ごく廉価で単品として購入可能ですので、作品そのものとしては、そちらで十分です。(当時個人的に、記念すべきシリーズ最初のDVDボックスという事に敬意を表して購入しました。)
名曲です。 オススメは 飾らない想い 未来はキミの中に Chase The Wind Transfomers鋼鉄の勇気 MY SHOOTING STAR 未来は君の中に 月光仮面は誰でしょう DIVER 2100 眠くなるまで
早く、新しい 新曲を聞きたいです。
いままでいろんな般若心経の本を読んできましたが、一番分かりやすく奥深く知ることができました。
冒頭の般若心経の訳がいままでの本の中で一番シンプルで分かりやすいです。
先日、映画『月光ノ仮面』を拝見しましたが、 頭に???が何度も浮かぶ内容であったため、 本書を購入致しました。
映画の内容が内容でしたので、本書で疑問に対して 腑に落ちる答えを得られるかどうかは甚だ不安でしたが、 映画で何がしたいのかさっぱりわからなかった、 女郎屋や最後の高座のシーンの意味をある程度掴むことができ、 (映画での例の方は登場していません) むしろラストの高座シーンは文字で表現されると 非常に面白い表現となるシーンだなと感じ、 そこに至るまでのプロセスもなかなかのものだなと思いました。
また、話の始まりと終わりをある狂言回しが語ることによって、 物語に不思議な厚みを持たせていると思います。
総じて、本書の構成の方が『月光ノ仮面』という作品はより理解しやすく面白いと思いました。
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