『School Heart’s―月と花火と約束と』です。ドラマCD(18禁)のノベライズだそうです。ただし、この小説は18禁ではありません。ちょっとえっちぃっぽいシーンはありますけど。 短編四本の連作で、それぞれ、伏見つかさ、みかづき紅月、内田竜宮丞、魁が執筆、イラストは樋上たける、みけおう、有子瑶一、的良みらんです。 夏休みの登校日と年に一度の満月祭りを舞台とした、五人のヒロインを描いたラブコメです。五人の他にも妹とか生徒会長とかいますけど。 連作短編といっても、登校日と祭りの日のできごとを、それぞれ別視点で描いているものです。各作品がリンクしている場面もあります。
いずれの作品も、普通にラブコメです。お約束満載です。超常現象などは登場しない現代学園ものです。夏休みですが。 そういうわけで、四人の作者により五人のヒロインを描いた連作、という以外には斬新さみたいな部分が見あたらなかったのが物足りなくもありますし、逆にいえば普通なので安心して読めます。 推敲不足、校正不足による誤字脱字がいくつも見られたこと、設定や状況にツッコミどころが多いことが惜しいです。また、作品リンクが合っていない部分もいくつかあったような。作品の都合上どうしても違うようにした、というのではなく、問題なく合わせることができるはずなのに合わせていない、という感じです。 18禁ではないとはいえ、イラストのH度が低いのも不満。巨乳描写が得意な作家や絵師に貧乳キャラが割り当てられていたり。えっちな部分に厳しい割にはえっち作家や絵師を多用している一迅社文庫というレーベルの抱える課題がそのまんまという感じです。 評価は☆2と☆3の間。原作を知らなくても充分楽しめる作品ではあります。
レビュータイトルに書いたとおり、表紙を飾る三人娘(ヒロインたち)による
主人公争奪バトルを描いた作品となっています。
それでは、軽くあらすじを。
とある私立高校に通う主人公と幼馴染である三人のヒロイン。主人公と性交して
子供を儲けると、その子が母親がもつ才能を大いに増大させてくれるということ
が判明したことにより、主人公のもとには子作りオファーが世界中から殺到していた。
しかし、主人公がもつこの能力は万能なものではなくて、子を成す母親たちとの相性
がかみ合わなければ意味がないというものでもあった。
そんな主人公との相性がバッチリだと判明したのが、三人のヒロインたちで……。
と、おおまかにこのようなところです。
表紙を見ればわかるように複数ヒロインによるハーレムもので、また孕ませものという
男の夢を満載した内容になっています。
個人的に気になった箇所を挙げさせていただくと、最初から最後まで徹頭徹尾に渡って
4Pが続いていくのですが、読んでいて疲れました。
章ごとにヒロイン一人一人にそれぞれスポットを当てて、中盤からハーレム展開ってこ
とになっていれば、かなり読みやすくなっていたとは思うのですが。
でもこれだと、無印の美少女文庫なんですよね。
「従来の美少女文庫よりも更にエロスに踏み込んだ内容を!」というのが、えすかれシリーズ
のコンセプトだと解釈していますので、正に王道な展開を辿っているんだよということも理解
できているつもりですけれど。うーん。
それと、
「遺伝子レベルで相性が抜群だったなんて、私たちは結ばれる運命が生まれる前から決まって
いたのね」
という、解釈をするヒロインが一人はいてもよかったのではと感想をもちました。
最後に属性紹介
・複数ヒロイン(ハーレム) ・爆乳、巨乳、貧乳 ・孕ませ(腹ぼてエッチあり) ・搾乳
女子の着替えを覗くのが生きがいの男子高校生、外川昴流は発明部部長の幼なじみ東雲麻美の実験品「メタモルフォーゼリアクター」のモニターを依頼される。
相手を昴流とわかっていてこんなものを手渡せば何をするかは一目瞭然。早速女子の更衣室に向かう昴流だったが……
犬に変身して女子テニス部の着替えに侵入→トカゲに変身して大浴場に侵入→ネズミになって女子剣道部に侵入し、後輩近江鈴音の竹刀に変身〜鈴音竹刀で自慰開始〜変身解けて鈴音手〜F〜初V【○内で竹刀の形に変身&舌を2枚に分岐して乳首責め】→クラス委員長のイスに変身したが座ったのがクラスメイトの沢野井花菜〜授業中に自慰開始〜濡れた下着の代わりに花菜の家までパンツになる〜花菜の家(バナナに変形した男性器にF〜π〜πF〜初V【指をピンクローターに変形して胸愛撫】)→麻美にリアクターを取り上げられたので麻美の家に侵入するが、奪ったリアクターで抱き枕に変形〜麻美の告白(手〜初V)→1対3(指を触手にして鈴音F&麻美F〜両手を男性器にして3人同時にV〜麻美F&鈴音F&花菜π〜スライム化して3人同時V)→Y字バイブに変身して3人同時V
エロ主人公に変身アイテムという鬼に金棒状態でどんなエロコメが展開できるのか。まさにそれを実現したのがこの作品。
まずは覗きテクから始まって、ヒロインたちへの接触、そして3人同時の行為展開と3種類の使い方が示されているわけで、新しい設定をフルに利用した自由度の高い行為が繰り広げられている。
特に同時に3人のヒロインを自らの○○で満たすというシチュエーションは一般の主人公ではありえない特殊なものなので最近の多ヒロイン作品にはない満足度が得られるかもしれない。
メイド長兼教育係のマユカ(24歳・巨乳)、護衛メイド隊長のサヤ(16歳・巨乳)、資産運用を担当する頭脳メイドのリル(15歳・貧乳)に囲まれ、幸せに暮らしていた越前誠吾(16歳)は、ある日突然ライバルの天王寺家の令嬢、美麗(巨乳)の策略によって全財産を奪われてしまう。 メイドを解雇して屋敷での暮らしを維持するか、メイドとともに屋敷を出るか……選択を迫られた誠吾はごくあっさりと3人のメイドを引き連れて屋敷を出て安アパートでの暮らしを始めるのだった……
サヤ(手〜F〜初V)→リル(F〜手〜初V)→サヤ&リル(オイルマッサージ〜2人手〜交互V)→マユカ(πF〜初V)→○○(手〜F〜初V)〜1対4(○○V〜メイド3人重ねV〔自慰〜交互V〕)→朝(マユカ●●〜リル&サヤFとマユカ&○○顔をπ〜マユカ&○○πとリル&サヤ顔をπ)
地位もお金もなくなってもご主人様とメイドの絆は不滅。むしろより強くなって……というベタなお話。しかしベタであるがゆえに簡単に読める1冊だと思う。 どのヒロインも胸への愛撫に結構な分量を割いていて、貧乳のリルにもその魅力を伝えることを忘れていない。ただ挿絵に関してはリルのシーンの貧乳っぷりがあまり楽しめない。やわらかそうな肢体や感じ入って潤んだ顔の上手な絵師なのにこれは残念だった。
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