毎日のセレモニー (レディース・コミックス)
明智先生のマンガはどういうカテゴリーに分類されるのか??
ファン歴は長いのですが未だによくわかりません。
いわゆる一つの「明智ワールド」なのでしょうか。
この本はレディーズ雑誌に掲載されたマンガですが、色っぽい本ではなく(一応そういうシーンもありますが)明智節は健在なり、という短編集です。
■毎日のセレモニー(表題作)
子育てに追われる主婦の前に現れたおばさん妖精!?
と書くと奇天烈な内容のようですがいたってほのぼの、結婚っていいなあと思わせてくれるユニークなお話です。
■だだ宣言
大学生の鈴木と亜紀子の恋愛模様。
ヤキモチは愛情故なのか、ただのワガママなのか?
サラリとしているけど読み終わるとうーん、と唸ってしまいます。
恋愛って・・・深い。
この「だだ宣言」を読むだけのためでも、この本は買いです。
ぜひご一読を。
筒井漫画涜本ふたたび
氏のちょっとしたファンで短編集もいくらかもってるが、もうちょっと漫画映えする作品あると思うけどなあ?熊の木本線、北極王などは結構良かったですが。まぁ、でも読む価値はあるとは思います。
蜜の眠り (光文社文庫)
恩田陸の「睡蓮」(「麦の海に沈む果実」からリンクしている)が
読みたくて購入したのだけど、他のがよくって得した気分。
読んだことのない作家さんのお試し版としてもいいと思います。
「ハンサムウーマン」(明智抄)の主人公の女性の気持ち、
なんとなく共通するものがあって胸にきゅっときました。
これが一番好きです。