花もて語れ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
私がほんを、こくごを好きになったのは、幼い私に母が毎晩読み聞かせをしてくれたから。
「ママお話きかせて春・夏・秋・冬」の4冊だった。いまでもはっきり覚えている。
ほんよむのだいすきっ。
がっこうのこくごの授業で「感情がこもっている」と音読を誉められてまたうれしかった。
こどもは誉められて伸びるのだなあ。
読みながらハナと周りがすっかりじぶんの記憶と交じり合ってしまって懐かしいと言ったらなかった。
作者は今回も手を抜くどころか画期的なことをやってのけている。
物語の中に飛び込んだキャラクターたち
物語の世界(背景)
朗読のこえ(の流し方)
を別々に用意して組み合わせるという、
手間を惜しまない工夫であの臨場感のある画をつくりあげている。
コミックナタリーの特集にそちらは詳しい。(以下参照)
http://natalie.mu/comic/pp/hanamotekatare
空色動画でもすっかり感情移入してしまって泣いたり笑ったりさせてもらったけれど、
今作もその気持ちいっぱいがぐぐっと伝わってくる快作!
文字通り読み手の心をふるわせる一級のストーリーテラーだと思う。
買って損なし!3巻が出たばかり。全部買って味わい倒して欲しい。
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している (角川スニーカー文庫)
久しぶりに笑わせていただきました。
下ネタトークや選択肢のバカっぷりが面白いです。
基本的にお断り5(作中にある残念なグループ)の面子がストーリーを盛り上げます。
出てくるキャラはどれも濃く、ラノベらしくていいです。そしてヒロインの一人一人が可愛い!
絵師さんの力もありますが、表現も巧く、丁寧で買って損はしない作品だと思います。