まっ黒な表紙に白い阿修羅の文字 印象的な字体 波紋の予感・・・
ページを繰っていくごとに、異空間にいざなわれる
深く内観する作者の誠実は鳥居のように澄んだ空気を運ぶ・・・
生きてきた歴史、連綿と続いてきた父祖の糸の先端の自分をみる
どのような悲嘆や煩悩も かんちがいもすべては今の小さき己を愛する糧
ひとつひとつの歌に作者の解説が書かれていて、身近に作者を感じられる
いくつか例を挙げてみると・・・
聳え立つ 大地岩巻く老木も ただただ生きて わが神となる 石の命を感じる私。 大地にむき出した石。 作為の中におかれた石。 刻まれ別の命を授かった石。 なにもしない石。 無限の時に、 これからも身を置く石。 石に命を感じる。 私の周りのすべてに、 命を感じる。 生きている自分に涙が出る。 感謝だけ。
人知れず 他者の体に 掲げる我が手 自在に感受 互いの命 宇宙の中での存在者。私たちの存在は、宇宙の塵芥で微細。 宇宙の大きさからいえば、原子扱い。 ほら、 今動かした手が旅をした。 それを感じるには、生きることがいる。
聖たち 心の飢えに 跪き 他者の渇きに 慈悲の水湧く
出会いが人生を深く意味づけるなら、 その出会いとは、それぞれの魂が金縛り状態になり、 その場を愛しく、 唯一と認め合うことから始まる。 別れの刻に顔を背け、永遠の契りとなすために、 刻の流れを消し去ろうとする。 うつろぐ刻を ブラックホールの中に、投げ入れる。
おりにふれて何度も読みたくなるとても味わい深い歌集です。作者の奥深さを感じました。
それぞれが、傷を癒すために訪れたオスカーの家で、クリスマスの準備 をしながら、それぞれの事情が見えてきます。 このままこの家にとどまるわけにはいかず、それぞれの居場所に戻る時 が近付いてくる…。 このままみんなで暮らせたら…なんて思ったりもしますが、ラストシーンがとてもすばらしく、 そして読者にその後のみんなの暮らしの想像力 を湧き上がらせてくれます。
90%以上の値引率を不審に思って調べたら、同じメーカーの時計を扱うサイトでの価格はせいぜい2万円(同じクォーツ時計)程度でした。 http://www.salvatoremarra.com/index.html (Salvatore Marra(サルバトーレ マーラ)オフィシャルサイト)
こちらに掲載されている商品はありませんでしたが、10万を超える参考価格は眉唾物だと思います。
ただ上記のサイトに掲載された商品に比べれば安いようですし、参考価格は無視して他の情報から判断して、気に入ったなら購入すればいいと思います。
|