脳リハビリの具体的なやり方や手順を紹介する、
いわゆるノウハウ本とは趣が異なる。
脳科学に限らず医学全般に言えることだが、
病気によってある機能を損失した対象に研究を行い
その機能のメカニズムや重要性を調べることは多い。
(ある機能を失った患者の遺伝子に特徴があれば、
その遺伝子と機能に関係があることが推察できる など)
その意味で、脳卒中により運動機能を失った人を対象にする
リハビリの研究は、脳がいかにして体をコントロールしているかを
知るための大きな知見を与えてくれるということがわかった。
・リハビリはラクなほうが効果がある
・「出来たことしかできるようにならない」
・上手にほめると脳が変わる
など本書にある情報は、リハビリという分野を超えて
私たちの持つ脳を理解する非常に重要な情報を与えてくれる。
医療者ではなく、テレビディレクターという職業の人が書いているため
一般の読者にも理解できるよう工夫が凝らされているのも嬉しい。
脳梗塞は誰にでも、ときとして "突然" やってきます。私はかみさんの父が脳梗塞で倒れてこのことを実感しました。倒れる数日前からの少しおかしな様子のことなど、事前にこの本を読んでいれば・・・と悔やまれてなりません。 あなたの身近な人 あるいはあなた自身に降りかかるかもしれない脳梗塞、しっかりとした予防知識を得るためにも、そして不幸にも倒れてしまったときの実用知識としても ぜひ読んでおきたい1冊です。
全国ツアーを予定していながら、無念のツアー断念。
そしてその年許された、たった一度だけのライブ。
このライブも含め、過去ほぼ全てのツアーに足を
運んでいますが、特にこのライブは最高の出来です。
普通、演奏やパフォーマンスは公演回数を重ねる毎に
良くなると本人達も言っている通り、洗練されて
いたかと言えばそうではないかもしれない。
ただ、「この一回に賭ける、もしかしたらこれが
最後かもしれない」という無言の思いが伝わってくる
もう再現不能のライブだと確信しております。
HEROを歌い終わった後、現場では多くの方々が涙で
その場を離れることができずにいました。
本書に紹介されているリハビリはどこの病院でも行われている方法だとは思いますが、まだ右も左も分からないへっぽこOTの私にはとても役に立つ内容でした。
脳卒中を患われたご本人、ご家族、私のようななりたてOT向けの本だと思います。
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