最初ペースダウン気味だったけど徐々にペース上がっていき
「星4個でも良いかな。」と思えた。かなり頭の良い、凝ったコメディ。
かと言って堅苦しくない。意外な展開で「こんなコメディーが有るんだ、、、」と思うはず。
単なるお笑いではない。幾つも仕掛けがある賢いコメディーと言える。
いつもどおり力の抜けたビル・マーレイの演技は、この作品でも健在であり、
どうしてこれ程までに、ビル・マーレイが映っているとどの映画もコメディ
に見えてしまうのだろうか?と気がついてしまった。
確かにそういった一面を断片的に捉えると、こういう邦題になるのかもしれ
ない。しかし実際は端なるコメディでは済まされない深遠なるテーマを軽妙
に、かつテンポよくコメディとしてみごとに昇華した作品である。
ある日突然、時間と記憶の中に囚われてしまった男の孤独な人生が繰り広げ
る世界観が絶望の淵から次第に前向きへと変化してゆく様は見事な展開だと
いえるし、愛する女性へのアプローチを通して生きる希望を見出す点は秀逸
展開で、最終的にはさわやかな感動すら覚える見ごたえのある作品です。
人生に疲れたときの一本にどうぞ!
この作品の良いところは、起きたらずっと同じ日だという設定が急に始まりそれに対してなんの説明もないところです。
下手なこじつけで理由を作るよりなんの説明もない事によって観てる側も「どうしたらいいんだろ?」というあまり感じた事のない不可思議さに頭を悩ます事が出来ます。
半年以上同じ日を繰り返す事によって、主人公はある街の2月2日に関してはプロフェッショナルとなっていき街の住民に好かれるように変化していきます。
同じ日を繰り返す事によって一日をうまく生きるプロになったとも言えます。
もっと言えば、一日あればこれだけの事が出来るんだとなぁと私なんかはとても感心してしまいました。
タイムスリップもののなかでもかなり異色で、ただ午前6時からの一日を繰り返すのみという簡単すぎる構成なのにここまで面白くしているのは立派です。
ダイナーであった2人組の冴えない男と酒を飲んだ主人公が
「毎日同じ事から抜け出せないんだ」と悩みを打ち明けると1人の男が
「俺の人生もさ」と返した時にドキリとしました。
日付が変わっているだけの人生になってはいまいか、と。
まぁ、そんな重苦しい映画じゃないんですが妙に頭に残ったシーンでした。
そんはシーンのある映画は素敵な映画です。
オススメできる映画です。
いつもどおり力の抜けたビル・マーレイの演技は、この作品でも健在であり、
どうしてこれ程までに、ビル・マーレイが映っているとどの映画もコメディ
に見えてしまうのだろうか?と気がついてしまった。
確かにそういった一面を断片的に捉えると、こういう邦題になるのかもしれ
ない。しかし実際は端なるコメディでは済まされない深遠なるテーマを軽妙
に、かつテンポよくコメディとしてみごとに昇華した作品である。
ある日突然、時間と記憶の中に囚われてしまった男の孤独な人生が繰り広げ
る世界観が絶望の淵から次第に前向きへと変化してゆく様は見事な展開だと
いえるし、愛する女性へのアプローチを通して生きる希望を見出す点は秀逸
展開で、最終的にはさわやかな感動すら覚える見ごたえのある作品です。
人生に疲れたときの一本にどうぞ!
すべての曲がいいですよ
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