ソニー・クリエイティブプロダクツのキャラクター「3丁目のタマ」をモチーフに作られたアニメ映画(を収録したDVD)で、40分強の短めの作品です。 猫のタマたちが、行方不明になった「モモちゃん」を探しに旅をするというストーリー。ちょっと、本当の猫の習性ではないような設定が入っていますが、まあ、そんなことはどうでもいいかと思います。子供たちでも楽しめるようなおとぎ話の類のストーリーですし。 映画館での公開は1993年。私はそのときに、映画館の大きなスクリーンで見たのが最初。モモちゃんの役は当時まだ無名だった椎名へきるさんが演じています。(90年代の後半にはへきるさんは、知る人ぞ知る声優になっていったのですが。) この映画の中で、へきるさんがモモちゃんと二人で歌っている挿入歌は一聴の価値があると思います。その後のへきるさんの持ち歌といかに違う歌い方をしているか……。 でも、主人公はあくまでタマです。
当時、土曜のアニメで特に面白かった『うちのタマ知りませんか?』がDVD-BOXで発売されてることを知りませんでした。タマ、トラ、モモ、ノラ、ポチと一見安直そうな名前ですがキャラは多種多様。ツッコミ担当、まとめ担当などなど見ていて飽きがきませんでした。
コメディー要素満載のアニメではありますが、「人の死」や「生命の大切さ」など意外と忘れられがちな、しかし今の社会に必要な要素も含まれる回もあります。なので、このアニメを知らない子供にも見て欲しいです。
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