キャンディショップのダンサブルなイントロに合わせて登場するマドンナ。 革張りの黒い一人掛けチェアに、行儀悪く片足を上げ、手にはムチ。 その光景はまるで、「女王」という言葉は似つかわしくない。正に、全てを自らが征する「女帝」。 だがその表情からは、確かに彼女が積み重ねてきた成功と幾多の苦難の日々が窺える。 歌が始まり、彼女が立ち上がる。そうすると、網タイツの上からでもハッキリとわかる筋肉の起伏。 脂肪の一切ないその体からは、約2時間半もの間歌って踊ることに対する彼女のストイックさ、パッションのようなものを感じる。 ライクアバージンの爆発的ヒットから25年間、数々のセンセーショナルな話題を振りまき、ポップアイコンとして走り続けてきたマドンナ。 そうした過去の成功に甘んじることなく、常に先を急ぐ彼女のこのステージはとにかく圧巻。 ステージ構成、スクリーンの使い方、曲目、ダンサー、全ての面において彼女の香りが充満し、決して飽きさせない。 メイキング映像も収録されており、このステージの華やかな舞台裏を見ることもできる。 マイケルジャクソンが亡くなった今、ポップ界をまだまだ盛り上げられるのは、恐らくマドンナだけであると感じられる内容だ。
久々に聞きたくなり、失くしたLPをくやみつつ注文しました。ほんと、懐かしいの一言。
AKBがまだ有名じゃない頃に大ブレイクを予想し、
「なぜならこういう商法をやっているからだ」とズバリ言い当て、
それが数年後にそのとおりになったのなら、
すごいアイドル論の本だと思いますが、
こういう本は結果論です。ここに書いてあるような「AKB商法」は
多かれ少なかれどこのアイドル事務所でもやっている(きた)ことで、
AKBが大ブレイクしたとかPerfumeが売れたとかいうのはたまたまです。
秋元康がプロデュースした同様のグループも、
こういう商法をやっても全然売れなかったグループも、いっぱいありますし。
ハロプロ(モーニング娘。)がヒット後ファンのニーズを読み違えたとかいう
箇所はその通りだと思いますが、メディアでもネットでも皆、口を揃えて
そう言っているので、特に論とかじゃないと思います。
そもそも、モー娘は3年もブームを作ったので、アイドルグループとしては大成功例。
「AKBに比べて失敗した例」のように見るなら間違い。
AKBだって、そうなるかもしれないので。
40年史に出てくる昔のグループも、著者たちの年代では知らないのでしょう、
事実関係も見方も間違っていますし、
アイドルグループ論というなら男子もこのケースに
当てはまらないと論になりませんが、入っていません。
中のインタビューは、内容があり、おもしろいです。
結果論の本ですが、反ハロプロの人と、
インタビューを読む分にはおもしろい。
1985年6月、スウェーデン・ストックホルムのソネットレーベルの図書室で収録した珍しいアルバム。収録時間50分。このアルバムはCDも出ている。1985年収録のチェットのCDは少なくとも21種類発売されている。気力に溢れた充実した内容のものが多く、私が愛聴している『ライヴ・フロム・ザ・ムーンライト』『チェッツ・チョイス』『リッキー・パントーヤ&チェット・ベイカー』『ストローリン』も1985年録音である。本アルバムは一部のチェット専門書籍では何故か過小評価されているが、チェットは集中力にも溢れており、1985年のアルバムの中では、『ライヴ・フロム・ザ・ムーンライト』等と並んで間違いなく、ベスト3に入るアルバムである。
【パーソネル】 チェット・ベイカー(tp,vo)
tpはすべてオープンホーンであり、ミュートプレイはない。
ミッシェル・グライエ(p) ジャン-ルイ・ラシンフォッセ(b)
〈ゲスト〉 レッド・ミッチェル(p)
ミッチェルは本来、ベーシストのはずだが、9曲目にピアノで参加している。
【曲】 1 キャンディ チェットはtp,vo。この曲はリー・モーガンの演奏が有名だが、チェットの演奏は非常に珍しい。しかも映像。
2 ラヴ・フォー・セール チェットはtpのみ。普段並みの演奏。
3 テンパス・フィジット チェットはtpのみ。この曲を軽快なテンポに乗って、アドリブ部分も含めて、一音一音完璧にtpで吹き切るチェットには驚いた。
4 サッド・ウォーク チェットはtpのみ。普段並みの演奏。
5 レッズ・ブルース チェットはtpのみ。
6 ナルディス チェットはtpのみ。ゆったり、心に染みる演奏である。
7 バイ・バイ・ブラックバード チェットはtpのみ。
8 レッド・ミッチェル・インタヴューズ・チェット・ベイカー ピアノを前にミッチェルとチェットのツーショットの映像である。
9 マイ・ロマンス ミッチェルのピアノとチェットのtpのデュオ。
【同じ内容のDVDが多い】 以下はどれもアルバム名やレーベル名は違えど、内容は同じ。要注意。
・Candy [DVD] Gazell Recordsレーベル
・キャンディ~1985年、美しきスウェーデンの記憶 [DVD] ヤマハミュージックアンドビジュアルズレーベル
・In a Mellow Mood [DVD] Hudson Streetレーベル
以下は何とも言えないが、その疑いがある。
・Intimate Performance An [DVD] PIDレーベル
なお、このアルバム名はサイト側の登録誤り。『An Intimate Performance』が正しい。
〜私はレビュー内容をアップした後も随時更新して内容を充実させています〜
いまあの時代を振り返ると、音楽と社会の間が今よりも濃密で近い関係であったことは確かだろう。音楽が時代になんらかの影響を与えたこと、その逆もまたしかり。キャンディーズやピンク・レディーのような社会現象から、フォークがニュー・ミュージックと呼ばれ洗練されていくなかでのファッションやライフスタイルの変化など。このCDに収録されているのは大ヒットを記録した名曲ばかりなので当時の思い出が鮮明に蘇り、聴くとよけいにその思いを強くする。音楽のバックに当時の我々日本人一人一人の生活が見え隠れするような気になる40曲で、これはコンピにありがちな無駄な曲が1曲もないのに感心して買い求めた。
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