このシリーズを1巻からずっと購入してきている関係で、この商品も購入しました。
正直、山田洋次監督というと「寅さんシリーズ」というイメージが強かったのですが、
(寅さんシリーズも1作としてまともに見たことが無い初心者…)
折角購入したのだからと腰を据えてこの商品に収録されている「幸福の黄色いハンカチ」
と「家族」を初めて鑑賞しました。…素晴らしい。
個々の作品の良さは改めて私のような者が語ることでは無いのでしょう。
それに加えて、爽やかな「幸福の黄色いハンカチ」と重い「家族」の組み合わせが
素晴らしいと思います。2本続けて見てしまいました。とてもいいバランスです。素晴らしい。
個人的にはこのシリーズの中で最もお勧めしたい一冊です。
このシリーズのいいところは、こういうあまり触れたことのないジャンルにも
まんべんなく触れられるところでしょう。
昔テレビで放映され、いいなと思ってVHSで購入しました。当時ビデオは大変高価で1万円越えだったと思います。今ならシリーズのBOXものの値段ですね。今回DVDで価格も安くなって登場したので購入してみました。 画質は(当然ながら)格段に良くなっていて、それだけ臨場感も増しています。 映画評については定評ある映画なので差し控えますが、高倉健その他の名優達に囲まれた武田鉄矢がちょっと浮いた感じがあるように見えました。
通常のハイビジョンテレビ42型で見てみると、DVDとBDの差は多少ありますが BDに買い換えるほどでもありません。 しかし、プロジェクターで80型スクリーンに映すとさすがにDVDとBDの差が大きく出てきます。 どんな環境で見るか!でBDの価値が変わってきます・・・
山田洋次監督によるヒューマンムービーで、名作アラン・ラッドのシェーンを思い出す程の友情物語で、シェーンが寂しい結末だったのに対して、こちらの作品には、希望が輝いています。和製なのか。。。日本人の心にシックリきます。
もう日本映画制作現場最後の砦かもしれない、この監督のものづくりを丹念に描いた本。
台本に書かれなかったことまで想像しつくし、家族の空気ができあがるまで“待つ”ことを耐え、違和感ない映像が撮れるまでけして妥協をしない昔気質のつくりかたがそこにある。
いっぽう、寅さん亡きあと、この監督が本気で惚れこんだもうひとりの寅さん……どうしようもないロクデナシだけど、代えがたい人間味の塊。「おとうと」を演じるその俳優のことを、監督・山田洋次がどれほど惚れ抜いて「おとうと」という映画作品が出来上がったのかが、全編から響きわたってくる。
「やっぱ日本映画界に生身の寅さんがいないと淋しいんだよね」なんて思ってる人に一読をお奨めしたい。
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