くれぇおもしれぇっす!最初は見る気なかったんすけど試しに見て一発でヤラれました! こっちの「墓場」の方が恐さがありヒーロー的な鬼太郎の印象がガラリと変わってます。でも、この感じがいいんすよ!日曜にやってる「ゲゲゲ」は甘い甘い!(実はエンディングテーマでこっちの鬼太郎は少々嫌になってる俺)。 本場、鬼太郎を見たい人は「墓場」是非見てください。
高校、大学、社会人。それぞれの時期に一回ずつエレキギターに挑戦し、毎度投げ出してきた。そしてまたエレキギターを弾くことになり、ギターを買って一年半。本当ならば今ごろ、ミュージシャンの友達と一緒にライブをやっているはずだった。結局また、練習を中途半端にして盆栽のごとき飾り物にしてしまった。でも、弾けるようにならんとマズいのは分かっているわけで、部屋の隅でギタースタンドに立てかけてあるマイギターを見るたびにとても後ろめたかった。
そんな折りに、大ファンだった中川いさみさんがギターを練習しているらしいということを、ご本人のtweetで知った。すぐに1巻を買い、一気に読み切った。たぶん俺、中川いさみさんよりは弾けると思う。でも、びびって何もしないでいる俺に比べて、中川さんは弾けないうちからライブの予定を作ってがんばっているじゃないか。すんごく胸が熱くなった。俺よりだいぶ年上のはずなのに、そんな大の大人が、やらなくても別に生活の苦にならないそんな困難に心折れずに立ち向かってゆくというのは、ものすごい勇気である。
「あー、俺もギター弾きたいな」と思い、久しぶりに自分のギターを手に取った。そんな気持ちにさせてくれる漫画だと思う。別にこれからギターを始めようと思っているオッサンでなくても、今後何か楽しみを見つけてそれに取り組んでいこうと思っている人には、ぜひ読んで欲しい。
学生時代、大笑いさせてくれた『クマのプー太郎』。その同じ著者に、大人になってからクスリと笑わされ、じわりと胸を熱くさせられる。「ああ、俺も大人になったなあ」と、本を閉じながら気持ちよく感じた。
過去のアニメ化では社会批判を含みながらも鬼太郎=正義のヒーローというスタンスは崩れなかったのに対し、
本作の鬼太郎は最も妖怪らしい…否、人間達の中で生きるために人間の本性に近づいているといってもいい存在。
一族の最後の生き残りである事を考えれば自分本位に生き残ろうとするのも当たり前?
(育ての親の水木氏を見捨てる辺り、子供の視聴者の共感など完全に拒否!)
一方で鬼太郎シリーズ固有のテーマ、文明社会の中で汗くせしている現代人への皮肉や自然への哀愁も健在。
終盤には町の近代化も進み妖怪にとって住み難い世の中になっていくにも関らず
「生活は苦しいけど(地獄より)人間社会の方が、刺激があって面白い」と言って強かに生きていこうとする
鬼太郎&ねずみ男の存在が自然崇拝的思想の押し付けにならない絶妙の立ち位置になってくれています。
中川いさみ氏によるコミックエッセイ。
幼少の頃から犬と縁がある筆者が、嫁と娘が勝手に飼ってきたトイプードル”メリッサ”から始まる犬ライフを描いた本。
中川いさみ氏の”クマのプー太郎”や”ポグリ”など独特の世界観のファンなのですが、本書は少しばかりガッカリしました。 確かに内容はユニークで画は中川氏なのですが、内容は”普通”のペットコミックエッセイ。 実物大の筆者の姿を描いている…ととらえれば好意的に感じられますが、正直単調で面白みがありません。
細川貂々さんの”つれウツ”や伊藤三巳華さんの”視えるんです”などの衝撃的なコミックエッセイに比べてしまうと、あまりに”普通”で読み足りない気がします。 普通のコミックエッセイだと思えば十分に面白いです。
中川氏のファンには筆者の側面が見られて面白いかもしれません。
最初に申し上げると・・・ 中川いさみ氏のファンで、過去の単行本を持っているなら買う必要は無い。 中身は同じだからね・・・・・・・。
私の場合は過去のプー太郎単行本を引越しの再に汚してしまったので、 これは有難いと思って購入した次第。 ページを無駄にせずびっしり中身が詰まっている点は嬉しいのだが、 当時の随所に挟まれた一発ネタの効果がこちらでは薄いのがもったいないと感じた。 また、紙質も折れ易く汚れやすい仕様なのでその点だけ★減点とした。 まあ、ボリュームと値段の兼ね合いから装丁に影響が出たのは理解できるけどね。
さて、もし最近になって中川氏を知ったとか、まさか・・プー太郎の単行本を持ってないファンであるならば 迷わず購入をお勧めしたい。 4コマネタだけにこれだけまとめて読む事ができるのは、登場キャラのつながりもわかって嬉しいと思う。 「ひーんおじさん」「まくわうり刑事」「幸せウサギ」「ウェイター」などの変遷も見てて面白い。 とにかくファンなら必需品といえるものだ。 クマプーの無い中川いさみなんて、ゴボウの無いゴボ天みたいなものだ!!
既に過去の単行本を持ってるファンにはメモリアルとして、 あるいはコレクションとして価値が見出せる方のみ買っていただきたい。 CDで言うところの「ベスト盤」商法でしかないからね。
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