たまたま行ったUNITでライブを見たのが運のツキ
ニコ動でノリアキを毎晩鑑賞してからやすむ日々でした
改めてノリアキのカリスマ性を再確認できる逸品です
特にNORIAKI DA MUSIC REVIEWで行われるノリアキのインタビュー
ノリアキのタレントが全開です
どんなジャンルの音楽ファンでも持っていて損はありません
あぁ神よ、俺は何てことをしちまったんだ…。
このCDを聴いてしまったことで他のアーティストの曲がどれもちっぽけなモノに聴こえてくるじゃないか!
俺は死ぬまでにもっといろんな音楽を聴きたいんだ!ノリアキYo!
まあそんなところでとりあえずこのアルバムはビートルズと体はれます。
いやちょっと待て。訂正をする。すまない。
このアルバムはビートルズを軽く超えたね。
言い過ぎではない。ではなぜそこまで断言できる根拠は何か?
まず第一に視覚的リアルさの表現方法が素晴らしい。
巷では露出ブーム、もしくは海外の猿真似が流行、そしてそれに憧れてしまう輩ばかりだがノリアキは否。
歌詞カードの背表紙に写るノリアキはぼやけた面で人を小ばかにしたような
さらには出っ歯の口を無理矢理閉じたその佇まいからは何一つ飾りや後ろめたさ
小細工など全く無くまさに素の彼。リアルなのである。
次に彼の歌詞である。
「Yo!ニコタマへようこそ 今日のBBQ超ウマそう」(unstoppableより引用)
この詩を読みあなたはどう思いますか?
誰がこのような詩を思いつきそして世にだそうとしますか?
この一文で彼の才能が感じられます。僕はこの一文で感動しました。涙もんです。
そして何といっても歌唱力である。
最近の歌手はそりゃ確かに歌が上手い人はいる。
しかしそれは声域やリズム感だとかであって心に伝わるような歌声とは別なのだ。
ノリアキはまさにリアル。リアルそのものの歌とは彼なのだ。
ノリアキ独特の英語の発音や、生後6ヶ月のような初々しくどこか神秘的な声はほんとリアル。
ここでリアル=ノリアキという等式が成り立つ。
言うならばノリアキは歌が上手いのではなくが歌が巧いのである。
最近のふやけた音楽ばかり聴いて耳が正常ではない世の中の方々のガタガタな人は是非聴いてみてくだされ。
もしかしたら麻疹の予防になるかしれない。
私はあらゆる意味でサザンの最高傑作は本作だと思っております。(オリコンアルバムチャート7週連続1位、’85年年間アルバムチャート3位)
’85年当時オリジナルアルバムで2枚組ということにまず驚かされ、予約しないでレコード屋に行ったら売り切れだったという苦い思い出が蘇ってきます。(再予約して実際手にすることが出来たのは発売日から1週間後でした)サザンのメンバーも自分達のオリジナルアルバムで好きなものは?との問いに本作か1st「熱い胸さわぎ」のどちらかを挙げていた、となにかの記事で読んだことがあります。
コンピューターとの格闘は「綺麗」「人気者で行こう」より更に進み、今この音を聴くとさすがに“古臭さ”を感じますが、それは20年以上も前の作品、仕方がないことだと思います。当時としては画期的なメッセージソングDisk1,M−1、サザン定番バラードDisk1,M−4やDisk2,M−5、原由子が唄うもはやスタンダードナンバーDisk1,M−10、関口和之作・ボーカルによるDisk2,M−6、ファンに人気のノスタルジックナンバーDisk2,M−7、サザン流ハードロックDisk2,M−8、本作の顔でもあるシングルヒットしたDisk1,M−8(オリコン最高2位)、Disk2,M−2(同4位)等、収録楽曲は多種多様・お腹いっぱいの全20曲。このアルバムでサザンは日本の音楽シーンのトップに登り詰めた感がありました。「国民的バンド」と言われ始めたのもこの頃。この後サザンは休業状態に入りますが、このアルバムを聴けばそれも仕方ないと思うほど“やりきり感”“達成感”があるのも確かです。
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