ロリー最後のオリジナルアルバム、11枚目で90年リリース。
駄作無しだったロリー、最後のスタジオ盤も素晴らしい出来。
なんといっても音が多彩。アコーディオン、ピアノ等鍵盤、ホーン、ハモニカやシタール?ドブロやアコギが入り、音楽性の幅も良い意味で広く、ロリーのボーカルも渋みが増してきていて、曲調にもばっちり合っているトラックが目立つ。しかし相変わらずハードブルースな#1をはじめ(ルーのピアノはやっぱり良い!)今までのファンにも訴求しているあたりは流石。
他、ジャズ調、トラッド、ブルース等あり何れも佳曲。
ブルースギターリストとしての印象が強いロリーだけども、こういったルーツィで渋めの方向性でもセンスの良さを発揮しており、今後が期待されていただけにこれが最後なのはあまりに寂しい。
ボーカリスト、ギターリスト、ソングライターとして独特の魅力(個人的には熱さと素朴さを兼ね備えたブルースロッカーという魅力に最も惹かれる)を味わうことの出来る名盤。
『ライヴ・イン・ヨーロッパ』では、あまりよさがぴんと来なかったのですが、このライヴ盤でのブルース=ロック系ギターによる自己表現、インプロヴィゼーションに感動しました。ロックであり、ブルースであり、すさまじいですね。まさしくライヴ。『ヨーロッパ』のときよりも、エレクトリック・ギターの演奏の割合が高いです。ぼくはクラプトンよりこっちのほうが好きです。 さて、この紙ジャケット盤の中身は、あくまで1998年リマスター盤です。2005年リマスター盤ということではないので、その点はご注意を。ライナー、ライナー訳、歌詞は、折りたたみの紙ではなく、ちゃんとしたブックレットに印刷されているので、見やすいです。でも、歌詞の日本語対訳はついていません。
OASISで一番好きな曲は?と聞かれてもナカナカ答えられませんが、
OASISで一番好きなCDは?と聞かれたらこの2ndであります。
(1stもかなり好きなので正直迷っちゃいますが)
この2nd、名曲ズラリです。
"Wonder Wall"や"Don't look back in anger"、"Some might say"等の
キラータイトルはもちろんでありますが、
その陰に隠れてナカナカ取り上げられない名曲、"Cast no shadow"は
僕的には外せない。涙モノです。うーん、素晴らしい。
あと、このジャケットも好きなんですよね。かっこいい。
1994年に発表されたオアシスの1stアルバム。1stは一般的にどんなバンドも完成する前の荒削りな部分・勢いがサウンドに現れていて、そのバンドの素の部分をそのままに楽しめると言われているが、彼らの場合もうこの時点で音楽性が完成されてしまっているから凄い。オープニングにしてふてぶてしい挨拶代わりの「Rock 'N' Roll Star」、ダルでサイケなムード漂う「Shakermaker」「Columbia」、名バラード「Live Forever」「Slide Away」、インディーズを沸かせた1stシングル「Supersonic」、グラムロックな「Cigarettes and Alcohol」…
ビートルズ、ザ・フー、Tレックス、ピストルズ、ジャム、スミス、ストーン・ローゼスといった歴代英国ロックの先輩たちの音を忠実に受け継いだ楽曲群はまさに英国ロックの王道と言えるだろう。これから英国ロックを聴く人にも2ndと共に是非手に取っていただきたいアルバムだ。
とってもクラシック寄りになってて個人的には好きです。今回のCDにはオペラアリアが数曲入っていて、よく頑張っているなぁと思います。 ただ、やはりまだ10代前半ではきつい選曲だったのではないでしょうか。 オペラを歌いこなすまでに、まだ彼女の体と心が成長していないので、本格的に歌をはじめるティーンエイジャーには参考にしてほしくはないです。しかし、興味をもって聞く分にはある意味よい教材になるのでは? お薦めの曲はロッシーニのラ・パストレラ(アルプスの羊飼いの乙女)は綺麗に歌ってます。高音部分、細くはありますが澄みきった声ではつらつと歌ってていいですよ。伝承歌は彼女の得意分野ですのでいうことありません。上手いです。 オペラアリアは失敗だったかもしれませんが、ファンとしては聴いてみたかったので満足の1枚となっています。まだまだ頑張ってほしいですね。
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