大竹しのぶは、実は私は好きではありませんでした。なのにこの集英社be文庫の、ボーダー柄のシャツにショートカットの大竹しのぶちゃん(?)はとてもキュートでマニッシュ。思わず手にとって読んでみたら、対談相手の豪華なこと!渡辺えり子、山崎努、阿川佐和子、三輪明宏、夏木マリ、瀬戸内寂聴、中村勘繰九郎、新藤兼人、笑福亭鶴瓶、さだまさし(あら、全部私が好きな人か?)買ってむさぼるように読みました。そして大竹しのぶのイメージが変わりました。対談集が大好きな私ですが、安価な文庫版でこれだけ豪華な、しかも美しいカラー写真入りで買えるのは、とても嬉しいです。
大竹しのぶさんは、今も第一線で活躍されているとても魅力的な女性です。芸能人といえば、雲の上の存在のようにも感じますが、この本を読むと、愛する人を愛す気持ちや、夫に抱く不満や、子供を可愛がる母心、何をとっても、それほど、私たちと変わるわけじゃあない、ということが分かります。そして、大竹さんに限らず、「自分」というものを強く持っている、一人の人生を楽しめる女の人は、とても魅力的で、幸せである、と思います。誰かのために、と恩着せがましく自分の人生の根拠を他人に求めず、自分の意思を大切にして、しっかり地に足をつけて生きていくことは、人生の終盤にいくに従って、配偶者と死別し、子供は巣立っていく現実の中で、とても重要な人生を生き抜くコツなんだと思います。女優であるかないか、仕事をしているかしてないか、結婚しているかしてないか、そんなことすら、実はあまり関係が無く、自分にウソをつかず、自分を良く知り、自分の意思に迷わない強さは、一生かかっても、手に入れたい強力な武器だと思いました。書かれている人物が、ビッグなので、その裏にかすんでしまいますが、大竹しのぶという一人の、激動の人生を送ってきた女優さんの、長い時間熟成させてきた人生観を教えてもらえるという点において、読む価値がある本だと思います。ただ、芝居に対する詳しい解説などは、飛ばし読みしてしまいました。
「あの素晴しい愛をもう一度」予告 ~恋をしていたい編~
"la pioggia" from "時雨の記" played by ocha
【MDC CUP2012】相良俊介vs青山光二【プレミアメンズ】
テスト動画・・・1981ナムコ社「ニューラリーX」その2後半
Channing Tatum and Jamie Foxx on Jimmy Kimmel Live: After the Oscars PART 1
Silent Hill 3 ( Revenge Ending )
ダイビングライセンス.netハイライト
フォーレ「月の光」