この作品の特徴のひとつに人間の表裏の描写がある。
例えば一見地味な人物がとんでもない異常性を隠しもった犯人だったり、
外見が美しい人物なのに何かが欠落していたり、理性の無い怪物のような人物が実は心優しかったり。
冷徹だと思われた人物に秘められた感情があったり、狡猾な魔人が善良な小羊を装っていたり。
主人公である弥子は表裏が無い人間として描かれているけれど、
作者は一貫して人間の表裏の豹変ぶりをこれでもかと描いて来た。
人間が豹変する瞬間こそがこの作品のキモなのかもしれない。
今までそれは主に主人公と相対する敵キャラや、事件の犯人の特徴として主に描かれて来た。
しかし今回はメインキャラクターである笹塚の裏の一面が描写されている。
誰よりも冷静で温厚な人物であると思われていた笹塚が復讐に向けて動き出す。
2007年10月〜2008年3月まで放送されたTVアニメ「魔人探偵脳噛ネウロ」のDVD第8巻です。 収録話は22話「女【まじょ】」23話「責【さい】」の全2話収録です。 この巻から最終4話と言ったところでしょうか。 このお話はオリジナルストーリーですが個人的には面白かったと思います。 「原作と似て非なる作品」と割り切って観ていたのでそんなに違和感なかっです。
次巻はついに最終第9巻です!!! 収録話は24話「塞【さい】」25話「最【さい】」の全2話収録しています。 最終巻ぐらいは映像特典をつけてほしいです。 お値段は3150円。 8月27日発売です!!!!
この巻では犯人の豹変は殆どありません。 真面目な話が多いです。
10話はアヤ・エイジア編の続き。 9話と同じく殆ど原作通りに進むので、安心して観れると思います。 犯人の動機語りが殆どなので、あまり動きはありませんけど。
11話のオリジナル話は…正直失望しました。 話と殺人のトリックは、オリジナルにしてはマシで良かったんですが、犯人の豹変が…。 8話のコップキラー編でもそうでしたが、豹変後の犯人の見た目がまんま他の作品のパロディで、元ネタ分からない人は困ると思います。単に他のパロディなだけで「内面の狂気を外に出した醜い顔」ではないんですよね…。8話は動機がアレなんで良かったですが。 少年時代の吾代とウェイトレス姿の弥子は可愛かったですが、こういう所謂「萌え要素」を安易に出してきたのも引っ掛かりました。そういう作品ではないのに…。
12話は最後の自分像編。 省略は多いですが、許せる範囲だと思います。 事件発生から犯人を言い当てるまでなので、犯人豹変、サイとの対決は次の巻で。 この話の段階では原作とそれほど違いはないですが、13話目で大分原作からそれてしまいます…。
アヤ編は普通に楽しめましたが、つまらないオリジナルが邪魔で仕方ないです。 このままだとパトロン編はやらないんじゃないかな…
ジャンプコミックス版を数年前に手放してしまいました。
去年後半からジャンプ誌上で松井先生の「暗殺教室」が連載開始され、 その独特な世界観を久々に堪能して、ネウロをまた読みたくなり中古でまた揃えようかと思っていた矢先に文庫化が決まり、狂喜しました(笑)
連載当時もそうでしたが、まずは第一話のそのぶっ飛んだ内容と絵のインパクト!凄すぎます。これでおそらく好きになる人と嫌いになってしまう人が両極端に分かれるのではないでしょうか?
そしてやはり外せないのは至郎田シェフのドーピングコンソメスープ!!
とにかく読んでみてほしい一冊です。書き下ろしのネウロもいい感じです。
怪盗Xと従者であるアイの出遭いが描かれていて、とても良かったです。
今まで一切明かされなかった二人の出遭いなので、とても新鮮でした。
Xと出逢う前のアイの姿や考えを知ることができるので、
アイ好きの私にとって、とても嬉しい巻でありました。
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