このシリーズは図書館ではヤングコーナーなどに置かれている本です
が大人でも十分に楽しむことができます。
今まで直感、評判で読む本を選んでいた私にとってこのシリーズとの
出会いは価値のあるものになりました。
全12巻を読み、贔屓の作者を見つけることが出来ました。ぜひとも全
12巻、読むことをお勧めします。あなたも贔屓の作者を見つけてみてく
ださい。
林真理子
登場人物の価値観がことごとく自分の価値観と合いませんでした。そ
のため読んでいてイライラしました。ただそのように感情を逆なでして
くれる本というものも大切かなと考え星3つとしておきました。
収録作品は
『モデルのみちる』
『二人の部屋』
『駅』
『一年ののち』
『赤い鳥』
『玉呑み人形』
の6点です。
あとがきに『山梨から上京し作家になった私は、長いこと「地方出身
の女の子の悲哀」というものをテーマにしてきた。』とありました。こ
れに共感できる人にはお勧めの小説になるのではないかと思います。
「フィーリング」は入ってないけど、初めてハイファイに触れる人には絶対オススメです。ほーんとに満足度100%に近い内容ですよ。 1曲1曲の時間は短いんだけど、そこが軽快でいいんです。次々ときれいなPOPSがどんどん流れてきます。 恋人を乗せてドライブとか、もうROCKは卒業したいと思ってる人には最適です。 特にドライヴは恋人がセンスのあるひとや、優しい心の持ち主なら、きっと「ふーん、こんな曲が好きな一面あるんだ」と見直してくれるんじゃないかな。
TVKのライブからで当時観た映像もあって凄く懐かしいけれど、ちょっとどうかと思う編集とやはり収録時間が物足りない。
以下雑感
RCサクセションは「雨上がりの夜空に」シングルを出したばっかりとのMCがあるとおり皆凄く若い。
未だこのスタイルがこなれていなくて、ファッションも微妙にダサいし、サポートギターの小川銀二もちょっとスタイル的に違和感有。
この違和感は当時も確かにあった気がする。何か全面的に肯定すると自分の趣味を疑われそうなね。
だけれども演奏はリズム隊もしっかりしていてチャボのカッティングギターもカッコイイ。
キヨシローの歌もほぼ変わらずに変なダンスをしながらオーティス・レディング張りの泣き節でシャウトしているけれど、間奏からの歌入りのタイミングを珍しく間違えてしまっている。
ダウン・タウン・ファイティング・ブギウギバンドは「ファイティング」が入っているので後期のチョッと過激になった次期のステージで、まあ「過激」さはあまり出てこないけれど、熟しきったステージを観せてくれる。
片手間でも演奏できちゃうくらいに余裕があるので、ステージアクションがかなりオーバーなのとやっぱ黒いツナギというか特攻服みたいな格好でキメテ全員グラサンかけてる異常な感じは懐かしい。特に鬼才千野秀一の変態っぽさや和田静男の不良っぽさはこの当時のDTFBWBの良い部分だと思うが、それでいながらもあくまで曲は叙情的で昭和の日本を感じさせるところが宇崎っぽくて、なんとも言いがたい魅力だ。
アナーキーはかなり初期で国鉄の作業服(ナッパ服)時代。
ロンドンパンクがファッショナブルなのに対して、音楽性は酷似していながら、こっちは汚らしくってカッコイイ。
「団地のおばさん」を披露してる。
仲野茂はまあちょっと近寄りたくない感じのヤバさ(とはいっても凄く若いので、未だカワイイ)を醸し出していて、凄く良いが、仲野茂以外のメンバーはシューゲイザーと化していてほとんど動かない。
スペクトラムもスゴイ。
なんと言って良いのか、たぶん衣装から音楽性からEW&Fを意識しているのはわからなくは無いのだが、妙に長髪でタレサンかけた東洋人がファルセットで歌ってることからして黒人っぽさは全く無いので、凄く異常な変態っぽさが満ち溢れている。
ルイス・ジョンソン張りのチョッパーベースソロのバックでホーン隊がホーンをくるくる回しながら振りを披露するのだが、本来ならエンターテイメント精神に溢れる場面も、逆にちょっとサーカスの見世物っぽい感じで観てはいけないものを観てしまった感じだ。
シーナ&ザロケッツは細野晴臣のプロデュースした「ユー・メイ・ドリーム」を披露しているが、これもまたすごい曲だ。
思いっきりフィルスペクター調の作品を大滝詠一ではなくて細野晴臣がプロデュースしたことも今となっては味わい深いが、この曲ワンコーラスに3つくらいの曲を強引に組み合わせた継ぎ接ぎ感があって、ライブだと更に物凄く違和感がある。シーナの舌っ足らずの歌い方もキョーレツだ。
PLASTICSが一番カッコ良かったというか、今観ても恥ずかしさは逆にあまり感じさせず、ファッションから音楽センスから80'sの感じを端的に現していて、当時からワールドワイドなアプローチを視野に入れていたことがこのライブを観ただけでも理解できた。
他のバンドは思い入れないんで割愛
大好きなグループでした。残念ながら1974年に惜しまれて解散しましたが。 PPMサウンド風の当時としては、とても洗練されたステキなコーラスでしたね。選曲も12曲と言う曲数を考えるとベストと言えると思います。とにかく彼らの全盛期の曲はこれで全てカバーできましたから。
あの名曲「竹田の子守唄」も収録されています。これが入るようになった、ということはコアなファンならその意味が良く分かると思います。何はともあれ嬉しい限りです。 サッカーの応援歌として蘇った彼らの代表曲「翼を下さい」のB面が「竹田の子守唄」でした。豪華なカップリングでしたね。100万枚以上売れて大ヒットした名曲でした。
グループ解散後に「紙ふうせん」と「ハイ・ファイ・セット」に分かれる事になりますが、収録曲を聴いていますと、その目指すサウンドの違いが出ていますし、その両方の個性の集合体が「赤い鳥」の魅力だったと思います。
今聴いてもその音楽水準の高さは群を抜いています。メロディもハーモニーも歌詞も三拍子揃った、愛すべき曲を残したグループは、他に類をみないです。 フォークというよりは、ニューミュージックの先駆として、J‐POPの先駆けとして、その輝きは色褪せません。
赤い鳥時代からハイ・ファイ・セット時代を経て、今の山本潤子に辿るアルバムです。
20代の声と現在50代の彼女の声では、声帯の変化は当然あるのですが、唄の表現はまさに圧倒的です。
赤い鳥時代は、「翼をください」という大ヒット曲、ハイ・ファイ・セットでは「フィーリング」のヒット曲を持つアーティストですが、ソロ活動ではまだヒット作がありません。彼女の名前を知らない方もいらっしゃると思います。
知らない方に是非聞いていただきたいです。
注目は「緑の季節」。伊勢正三さんとのデュエット曲ですが、シングル盤が廃盤になっています。
買いそびれた方、聴けるのはこのCDだけです。
このアルバムは、新居潤子から山本潤子の歴史が凝縮されています。
本物のアーティストの唄声です。
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