映画『あしたのジョー』の関連Bookの中では、
なかなかのおすすめです(^ε^)♪
とにかく写真が、ハンパなくかっこいいです!!!
映画の衣裳を作っている人をあなたは意識したことがありますか?
トップスタイリスト、衣裳デザイナーとして数々の衣裳を手掛けてきた北村道子さん。
一番新しいものだと「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」の衣裳を手がけたのが北村さんです。他にも「メゾン・ド・ヒミコ」や「アカルイミライ」など二十本以上を手掛けています。
この本の前半は北村さんによる衣裳の写真が収録されており、作品集を見るような感覚で彼女の手掛けてきた映画衣裳がたどれます。写真は高柳悟氏によるもので、つい見入ってしまうような美しさ。
浅野忠信、オダギリジョー、伊勢谷友介、松田龍平を始めとするそうそうたる面子が登場します。
役者達が身にまとっているのはあくまで衣裳であり、ときに奇抜であったりするのだけれども、着せられている感が一切ないな、と思いました。
特に私は岡元夕紀子さんの着物姿にうっとりとしました。
写真だけでもかなり満足でしたが、後半のロングインタビューが何しろ濃いです。彼女の服に対する思い、衣裳術はもちろんのこと、生き方や思考に触れられます。
北村道子の肩書きはスタイリスト、衣裳デザイナーだけれども、北村道子という人自身は、同時にクリエイターであり、アーティストであると感じました。
北村さんの世界が詰まった上品で豪華な本です。
今まで北村道子さんの存在を知らなかった人にも楽しんでいただける内容です。
原作におんぶにだっこの映画はきついですね。
決してキャストや演出が悪いわけでもなく
良質な青春ドラマだとは思うのですが…
原作のキャラが本当にあの世界に立っていることや
あの絵柄でしか出せない空気感とか
原作に親しんでいれば親しんでいるほど
自分の中の映像とのギャップにいたたまれなくなる。
大島弓子の比較的初期の作品を原作にした映画。
実際には高齢なのにもかかわらず自分を青年だと思い込んでいる老人が、ヘルパーにやってきたヒロインに恋をする物語。
大島弓子の作品には他にも実際の体の年齢ではなく精神の年齢で登場人物を描く作品があるが、これも同様に老人は”青年”として描写される。
その設定は生かし、筋書きは映画オリジナルの要素がかなり書き足されているが、なぜか見終わったあとの印象は原作の漫画に通じるから不思議だ。
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