余裕に見せて実は焦りもある普通の女の子、ちひろが自由に自分を表現した2曲には心底共感が湧きました。 自他共に認める何の特徴もない普通の女の子、歌も決してうまいわけじゃない。それでも一番に愛されるべき彼女だよ、と感じさせる。 普通の自分もちひろにならってとりあえずワン、ツー、スリー、フォー、“It’s All Right”と元気に駆けだしたくなる。 特に“アイノヨカン”は実はちひろのために作られたんだと思うほどぴったり。 お約束の「大好き!」には、こう来たのか、まいったと涙を流してひれ伏したくなる。 飾らない乙女の本音が歌われた神のみのベストキャラソンかも。
ペーパーバックだが紙質は上等なので、図表や写真の印刷も良好、見かけよりずっしりと重い。中型サイズの腎臓病教科書ではシュライアーが有名だけれど、やや電解質にウエイトがあり内容がevenでない印象があった。本書はすべての分野を同等に扱い非常にバランスがとれている。レビュアーは本書に軍配! ただ両者とも酸塩基生理の導入部の扱いがあっさりしている。ウエストやローズの教科書で補えというところかも。
鈴木康博が脱退し、オフコースが4人になった期間のベスト盤です。オフコースの公式ベスト盤は“SELECTION”と名付けられ、これはその3作目。このベスト盤でしか聞くことのできない(その後発売されたベスト盤ではわかりませんが、オリジナル・アルバムにはない……)〈11:時代のかたすみで(せめて、今だけ))もきれいな曲ですし、やはり、全曲、完成度の高い曲を集めてあるので、価値があると思います。私は、中でも、美しいコーラスで始まる〈05:緑の日々〉と、計算されたリズムとコード進行が奥深い〈06:call〉が特に好きな作品です。
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