新しく発売された作品であるが、内容は典型的な日本製RPG。 ストーリー終盤、竜の祠の上空でアルビオンと飛行船バトル後、 地上で戦うという流れになったけれど 地上での戦闘が始まらないという現象になり、進行不可。 (同様の現象がネット上で何件か報告されている模様)
ダラダラとムービーが流れるRPGが多い中、 序盤から前置きなしに唐突に物語が始まり、すぐに操作できるようになるのは嬉しい。
街の中も含めて3Dで表現されているが 視点を変更できない関係で手前側の建物の入り口が見えにくく、 建物に踏み入れなくてもドア前を通るだけで入ってしまう判定なので 意図せずに建物に入ってしまうことがあり、最初は戸惑った。 ダンジョンにおいても壁にある入り口が見難いことが結構ある。
全体通して非常に丁寧に作られている印象があり、 初めての場面でのチュートリアルや、 どこへ向かうかわからなくなったときでも Yボタンによるパーティ内の会話でそのときの目的が明確になるので助かる。
ダンジョン以外ならいつでもセーブできるのは 短い時間に少しずつ進められるので助かる。 たとえ日を空けてプレイしても、パーティ内の会話で 常に目的が確認できるので、遊びやすいRPGだと思う。
ダンジョン内でDSの下画面にオートマッピングされたり、 レベルアップ時にHP・MPが回復するという仕様も親切。 ダンジョン内のセーブポイントでも勝手に全快する優しさ。 ただし、戦闘のエンカウント率はやや高めで、 敵もそれなりに強いので油断しすぎるのは禁物。 エンカウント処理の関係か、しばらく立ち止まっていると 次に移動した瞬間に敵と遭遇する、ということが結構あった。
登場する仲間たちは主人公と冒険を共にする動機が薄く、 いきなり仲良くなったような印象がある。
戦闘で手に入るスキルポイントを 自分の気に入ったスキルに割り当てて成長させられるのは 成長の自由度が高くて嬉しい。 あるスキルの成長によって別のスキルが解放されるので どういった成長をさせるか悩む楽しみがある。
戦闘で下画面左側に表示される「オーダーテーブル」は 敵味方の攻撃順序をあらかじめ知ることができる目新しさはあるが、 それを有効に活かす機会があまりなく、 単に次に行動してくる敵に攻撃を集中させるか、 次の行動が遅くなるコマンドを避ける、という程度にしか利用しない。
通常戦闘の終了時にランク評価などが表示に加えて 勝利アクションの時間も長いので 移動画面に戻るまでの時間がどうしても長くなり、少しテンポが悪い。
タイトルにある「風」を題材にしているためか 序盤から早速、飛行船に乗れるのは斬新だが、 反面、街の中とダンジョンしか主人公を操作せず、 フィールドは常に飛行船移動になる。
飛行船の装備や耐久力は主人公たちとは別のパラメータになるので 両方を管理するのはやや面倒に感じた。 特に飛行船で出会う、地上とは別のタイプの敵がかなり強めで ゲームオーバーでセーブポイントからやり直す本作では結構厳しい。 しかも飛行船は経験値によるレベルアップではなく 兵装を購入することで強化するしかないので、 今買える物をすべて買ったら、それ以上強くする手段がない。 中盤以降は普通に出会うザコ敵がボスかと思うほどに強く、 スキルやアイテムを含めて総力を挙げて取りかからないと全滅するレベル。 飛行船バトルのバランスだけは一般ユーザーのレビューでも疑問視する声が多い。
総じて大きなプラスもなく、あまりにも普通すぎるのが残念。 音楽は場面の雰囲気に合っていて良い。
ひろみちお兄さんファンのため購入したんですが、 おにいさんのバック転が見られたのは、うれしいおまけでした。 1歳半の子供は、「デ・ポン」が好きだったんだなあ、と初めて知りました。ビデオにあわせてすごく楽しそうに、「ポーン」と言ったり、このビデオを持ってきて、かけてくれとせがみます。 キヨコお姉さんの踊りも、かなり気合が入っていて、私も一緒に踊って楽しんでいます。
あほらしいようなショート・ショートもいくつかあるのだが、長い作品はさすがに読みごたえがあった。 表題作は、もう詩的映像そのものである。映画『2001年宇宙の旅』のディスカバリー号の航行シーンも問題にならないと思えるほど、大迫力のレースが宇宙の静寂の中展開される。 海洋もの『輝くもの』もすごい。深海でその光が明滅するさまは、怖くなるような神秘性を感じさせる。 最後をかざる中編『メデューサとの出会い』はこれぞハードSFといった感じ。ここで言うメデューサとは、ギリシャ神話の妖怪ではなく、(辞書を見れば出ているが)クラゲのこと。と言っても海洋SFではなく、木星に住むクラゲに似た生物である。その触手が周りを覆ってくるところは、緊迫感満点であった。
本作品を単なる恋愛+魔法モノではないとおもいます。主人公とクラスメートの高校3年という絶妙な期間を描いた青春ストーリーとして楽しめました。 この年代特有の歪みや悩み、そして成長をさわやかに(そして面白く誇張して)描いた良作と思います。青春ラブストーリーが好きだがドロドロな描画は苦手という方にお勧めです。
本書では、後半に相当する秋から冬(春の手前)までが描かれています。 舞台となる長崎、人物や関係がイキイキと描写され季節感のある文章が続きます。 主人公は一つ一つ自分の悩みや問題を解きほどいていきます。恋愛部分の表現はさらりとしていますが、自分達の未来を見つめる速さに合わせて進めていくあたりに説得力があります。 自分が抱えている闇を言い訳に恋愛へ逃避しないのです。
この物語で強調されている「成長」を遂げた主人公は、大切な人の苦しみと向き合います。魔法遣いに大切なこと、「心をこめて」遣えるために起こす行動から目を離せなくなりました。
最後の出会いは少しダメ押しでしたが、まさに主人公の背中を押すダメ押しになります。 慎重すぎるきらいがあった主人公には必要な後押しであり、今まさに巣立つ者への著者からエールのように感じました。
言わずと知れたレイヴ・トリップDVDの元祖 発売から数年たった今でもまったく色褪せることなく、ヨーロッパのレイヴ会場の雰囲気がビシビシ伝わってきます 何度観ても、そのたびに画面からエネルギーが溢れ出し、自由に生きることの大切さを思い出させてくれるバイブルなDVDです 何度でも必見!
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