ちょっと本気でトレーニングを再開するため、大事な要素である、食事の本を購入しました。
全体としては、レシピは豊富で、奇をてらった感じもないことは好印象。
わたしとしては、知識面が物足りなかったので、★3つ。
例えば、どの栄養素がなにに効果があるかなど、レシピと効果の関係がわかりにくかった。
クリスアセートなど、専門書読んでいる方には、物足りたいと思いますが、
たとえば、部活をしている子供に料理を作るお母さんには向いているかな。
サッカーのDVDと言えば、
トップチームやスター選手の軌跡を追ったり、
ゴールシーンをひたすら羅列しただけのものが多い中、
このDVDは異色、且つ、非常に実験的な作品で、
おそらく万人受けするものではないと思います。
本当に、淡々とジダンの姿を追っているだけのDVDで、
カメラがばんばん切り替わり、ところどころに音楽が挿入され、
何度かジダンの言葉が字幕として出てくる。
本当に、ただそれだけです。
しかし、そこから実にいろいろなものが見えてくるのです。
所々、何でもないように見える彼の静かな動き(ないし不動)は鳥肌ものです。
プレイヤーが、「周りを見る」或いは「周りを見えている」と言う状態がどういうものか、
かなり高いレベルのそれを感じることができます。
またジダンのみならず、時折写る選手達の表情、
特に強い視線を放つ彼らの目の美しさは胸を打ちます。
さらに私はジダンの言葉、と言うよりも彼の美しい詩
―――子供時代の回想、試合中に彼が“選び”聞いているもの、2005年4月23日という日など
にも大きな感動を覚えました。
ただ、肝心な所で時折カメラの切り替わりがうるさくなる点はマイナスです。
サッカーの反省に使ってます。 ちょうどいいサイズ。
セガよりは、2冊買わずにすむし、1冊が 約1000ページにわたり、たくさんの情報が書いてあり重くて持ち運びに不便ですが、 想像以上にいい作品でした。選手のデータは、完璧に網羅されていました。 初心者向けの攻略本、もしくは選手のデータを知りたいという方向けだと思います。
熾烈な勝負の世界で明暗を分けるのは、ほんのささいなことだったりする。
――勝負の神は細部に宿る――
サッカーの評論家やサポーターがシステム論や、交代のタイミング、チーム作りについて、大上段に構えて「べき論」を振りかざすが、
(もちろん、サポーターはそれで生計を立てているわけではないのでそこに責任は生じないので、まったく問題ないのだが)
岡田(元)監督の話を読むと、「評論家」と「現場の監督」では、こうも試合の準備、試合中での思考・試行に対するパラーメーターの「数」も「次元」もまったく違うのか、と思わされる。
羽生(元)名人の話は、これまでの著作でも主な考え方は既出である箇所もあったが、それでも岡田(元)監督との対談で、その大局観や、日ごろの準備、対局中に心がけていることなどがさらに引き出されている。
個人競技の「将棋」と、チームスポーツの「サッカー」。
対象は異なっていても、その取り組み方やアプローチについて、その道を究めようともがき苦しんだ者同士からこそ見えてくる共通点や、共感されている箇所が随所に散りばめられており、のめりこむように一気に読み終えてしまった。
一流同士の対談であり、読み応え十分。
この内容の密度、濃さで1500円なら、(個人的には)「買い」だと思います。
最高の一冊でした。
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