日本に居場所をなくし、フィリピンに流れていって食うや食わずの生活を送る男たちの生活が描かれています。 冷たい日本社会になじめず、清濁ごちゃまぜのある意味あたたかいフィリピン社会に吸い寄せられていく人たちの話には、深い共感を覚えました。「日本を捨てた男たち」ではなく「日本に捨てられた男たち」とでも言うべきでしょうか。 登場人物の個々の事情はいかにもありがちなものばかりですが、それぞれが丁寧な取材でふかく掘り下げられていて、読むものをひきこむ力のある内容だと思います。
マイペースで優しいイケメン主人公と
できるけど人の良い捜査官が醸し出す
なんとも力の抜けた雰囲気がとても素敵です。
頭脳派ドラマっぽい看板を掲げているわりに緊張感も心理戦もなく
予想外でしたが、脇役も含め魅力的なキャラばかりなので
なんとも癒されます。エキサイトとか食い入るってことには縁がない
作品みたいですが、のんびりリラックスして楽しめます。
(disc2まで視聴)
内容としては声優に興味がある方、作品内容とキャラに興味のある方、どちらも喜べるものになっていると思います。声優さんばかりだと作品とキャラを愛している人にはきついので、そういった偏りがなく、かつ書下ろしのイラストがあるのもうれしいところです。 難点を挙げるとすれば、特典のDVDです。映像ではないのになぜにDVD?? 普通トーク集や座談会、ボイス特典ならCDプレーヤーなどで聞きたいと思うはずです。 DVDだと億劫になります。3時間というボリュームのある特典なのでCDだと厳しいのかもしれないですが、2枚に分けるとか、何かしら消費者に対して配慮が欲しかったです。 消費者ありきで成り立っているのだと、常に意識して頂きたいです。
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