絵も声優も手堅く纏められています。 コレは買って損のない作品だと思います。 ま、ただ、修正パッチが出ているので公式サイトから落としておくと良いでしょう。
すべてのストーリーを読み終わると、それぞれのエピソードが関係ないようでいて、一つの律の上で成り立っていることに気がつく。存在論に興味がある人なら絶対おすすめ。悲しくも恐ろしい話。現代版ドグラマグラ?
ゲームの内容ですが、シナリオは三つで、日常を描いた玉シナリオ、謎のパンドラ計画に関わる泉美シナリオ、世界の謎とパンドラ計画に迫る綾シナリオが有ります。綾や泉美の話や謎はかなり難しく頭を使います(自分は世界の謎と綾の正体はなんとか分かりましたが)ゲームと言うより、絵本や小説に近いのが自分の感想です。限定版では発売中止(T-T)になった斑霧の絵や設定資料が付いてるようです。他にはこのゲームの絵(主に綾かパッケージイラスト?)も有るそうです。
痛みに耐えて、よくがんばった。感動はしなかったけど・・・(かなり古い)。かなりの努力が垣間見える。たけどねぇ、無理がある。もとの話がかなり作りこんであるらしく、がんばってがんばって3巻にまとめました、って感じ。このストーリーってひと言で言っちゃえば夢オチでしょう?だから複線の張りかたが下手だったらそれこそ見れたもんじゃないんだろうけど、そんなとこはしっかり押さえてるし、ひとつの作品としてはまとまっている。けどやっぱり急ぎ足過ぎってとこはいなめないなぁ、抽象的な空想世界を行ったり来たりなんてアニメではやっぱりあんまりよくないよ。そんなシーンでうずめた某メガヒット作品のせいか、訳のわからんのが良いみたいな雰囲気があったけど、それはやっぱり意味不明。見てる側を煙にまいたってただの自己満でしょう。だめだよそんなの。でもまあ、この作品はそれなりに筋が通っているし、結びも破綻せずにあるから良いほうではあるけどね。 それにしても惜しいのは、この時間の不足、魅力あるキャラがたくさんいて、すばらしいキャストでやってるんだかもうちっと時間をとれば、その分だけ良いものになったんしゃないかなぁ、と思うんだけど。そうすればもっと細かいところもしっかり描けて、パンドラ・プロジェクトをめぐるエピソードなんかを入れればもっと深さを持った作品に出来たんじゃないだろうか。けどまあ、この尺でこの設定でこの内容って言うのはスタッフさんの努力の賜物、ボクとしては賞賛を送りたい。
世界に、また一つ美しい歌が加わったことを、喜びましょう。人生は生きるに値し、人は愛するに値するのです。Thank you,Sir. Thanks,Paul!
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