演奏者の写真付きのプロフィールもありがたいし、これだけの巨匠達を一度に聴き比べることが出来ます。演奏者の個性に合わせて曲も短いながら特徴のあるものが選ばれているようですし、簡単な説明も付いています。ディスク1枚めから、だいたいの年代順に収録されています。ヴァイオリンを専門的に学ぶ方から、初心者の方も、ヴァイオリンの魅力と歴史の流れに、触れる事の出来るCDです。この5枚のなかからお気に入りの演奏者や、好きな曲が増えました。
お稽古名曲として有名なヴィオッティの第22番は、かつてブラームスが愛したヴァイオリン協奏曲。 愁いを帯びた美しいメロディがふんだんに盛り込まれ、聴く人を貴族的な気分にさせてくれる。 先年亡くなったボベスコは、ヴィオッティのメロディをじっくりと1音1音歌い上げており、その音がまた潤いがあって瑞々しい。 カップリングの第23番のヴァイオリン協奏曲も、チャーミングな演奏に仕上がっている。 このCDを聴いて、ヴィオッティに興味を持った人は、たくさんいるのではないだろうか。 レーデルの指揮は、あまり自己主張をせずに、自然な呼吸で、チャーミングなボベスコのソロを大事にサポートしている。
ききたい曲が大量に入っているので迷わず買います。耳にしたことのある名曲が一度にきけるのは最高です☆
ディスク6は抜粋の曲が多すぎる。だいたい6枚で101曲は無理がある。抜粋をなくして80曲くらいに減らしたほうがいい。101曲にするなら、ディスクを増やしてほしいね。コストの問題もあるんだろうけど。エイベックスは、100曲で10枚組にして、フェードイン、フェードアウトは一切ないけど、演奏がいまいちな楽団ばかり。こうしてみると、広く浅く聴いてしまいがちになる。
ボベスコさんの演奏は、本当にしっとりとして美しく、どこまでもチャーミングです。
クライスラーの名曲だけでなく、いろんな曲が聴けるのも、魅力的です。
その演奏にはハズレが一切ありません。
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