TVアニメ版きまぐれオレンジ☆ロードのOP・ED曲をすべて網羅しており、しかも映画版きまぐれオレンジ☆ロード「あの日にかえりたい」の中の涙を誘う名曲中の名曲“不確かなアイ・ラヴ・ユー ”“鳥のように ”“あの空を抱きしめて”まで収録されているという、すばらしい内容です。
しかもこの内容でこの価格。
アニメCDは一定量売れば廃盤になるのが普通ですが、このアルバム“Loving Heart”は約17年も継続生産されているのも頷けます。
Amazonの在庫状況もよく変動しているようで、今もなお購入されている方がいるという事は、オレンジロードファンの私としてはとても嬉しく思います。
オレンジロードの他のTVアニメ版CDは全て廃盤になっている中、Loving Heartだけは残してくれているのはEMIミュージック・ジャパンの良心であり、ありがたいことです。
自信を持ってお勧めできる1枚だと思います。
自分にとってはまさに原点です。懐かしい記憶につられて読んでみました。 とりわけ第1話の「カトリーヌの章」は、こんな幸せな恋がしたいなぁ、と夢見ていた少女時代を思い出します。 子供の頃感動したものは、いくつになっても愛着があるものですね。 少女まんがはさまざまに分野が増えて、名作もたくさん生まれたけれど、こういう懐かしさは他では味わえません。 表紙の装丁も「いかにも」という感じで、あの頃を思い出させました。
テレビシリーズは、恭介たちの中学3年生一年間をタイムリーに放送されていました。
そのため、4年間続いた原作(漫画)のなかで語られないエピソードも少なからずありました。
今回はその中から特に人気があったエピソードを原作に忠実にアニメ化してます。特筆すべきは、あかねと早川みつるの話でしょうか。これらはテレビシリーズで語られることはなかったので一見の価値はあります。
ただ、最終回で鮎川に告げたはずの超能力の存在が知られて無いなど、基本的にはテレビシリーズとはつながりはなく、外伝的なものと思われます。
最後の原節子さんのセリフが、最高に可笑しくて、そのアップが最高に美しかった!!なんでもこのセリフ、シナリオにないものを急に言わされて原さんが困ってしまったとか。あと、途中の「お腹すいた〜」って言うところも可笑しく、でも綺麗だったなあ。彼女はドテッてこけるシーン以外は、特にコメディっぽい演技をしている感じはありませんが、原節子さんの美しさがあってこそのコメディですね。お嬢さんに惚れてしまう佐野周二さん、頑張ってます。あと佐野さんの弟分・佐田啓二さんが若くてカッコイイ。音楽の使い方が、戦前のルネ・クレールの映画を思わせたりして。木下恵介監督のコメディセンスが光る傑作です!!
私は最近、原節子という女優の希有の魅力と、小津安二郎の作品の面白さに目覚めた者だが、最初に手に入ったDVDがこれで、とてもラッキーだったと思う。原節子の女性としての魅力、女優としての実力が最高潮に達した『晩春』『麦秋』『東京物語』が3作とも収録されているのが何と言ってもうれしい。さらに、これこそが小津映画の最高傑作と言う人もいる『風の中の雌鳥』、脇役だが笠智衆の意外な芸達者ぶりが楽しめる『長屋紳士録』も入っていて、これらがまとめて2000円以下で手に入る。リマスター版ではないので、ノイズの気になる部分もあるが、それを差し引いても大満足のアンソロジーだ。
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