いろんな方々のレビューを読んでいて、なるほど、自分が感激した作品についても、人によって様々に意見が異なるんだなあと、今さらながら感心しています。今頃何言ってんだと言われれば、スミマセンと申し上げるほかありませんが。
ただ、娯楽ものとしてのフィクションに対し、リアリティがないだのご都合主義だのという批判は的外れではないのかなあ。SFだってミステリーだって、それを言い出したらそもそも娯楽ではなくなってしまうように思います。カッコよすぎる魅力的な登場人物が、スカしたキザなセリフを述べる。いいじゃないですか。歌舞伎だって、あの隈取り、衣装、セリフ回し、どれ一つとってもおよそリアリティとはかけ離れたものではありませんか。ファンは歌舞伎独特の様式美に酔いしれているのです。リアリティの追求なんて求めてはいないはず。
そう、様式美。藤原作品にも独特の様式美があって、一つの閉じた作品世界の中では、何もかもが美しい。登場人物の一人ひとりが、悪人も含めてすべて美しい。読んでいて気持ちがいい。ミステリーとしての完成度うんぬんについては批判があってしかるべきでしょうけれど、私などは少々の瑕疵などどうでもよろしい、この様式美のもたらしてくれる気持ちよさの前では何でも許しちゃう、という姿勢で楽しんでいます。
それにしても、あまりにも早く天に召されてしまいましたね。残念。残念です。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
原作は、広告業界を舞台にした「企業小説」の色彩が強かった。 もちろん、主人公「辰村」とその幼なじみ(勝哉と明子)が、 それぞれ抱える「影」や、自分を卒業できないでいる辰村など いかにも! という感じの藤原伊織の世界ではあったが、 広告業界の専門用語も出てきて、戸惑う部分もあった。 それを補っていたのが、辰村の部下・戸塚の成長ストーリーだったと思う。
しかし映画では、あくまで主役は内野聖陽 演じる辰村である。 これが、ピタリ、はまり役! ストーリーも、途中までは原作に比較的忠実だが、 サブテーマである戸塚がらみのエピソードは割愛され、 その分、辰村、勝哉、明子の「25年前」と「今」がクローズアップされる。
とくにラスト30分は、原作とはかなり異なる展開である。 しかし私にはむしろ、この展開のほうがある意味、藤原伊織的ではないかとも思えた。 やや、クサいラストシーンも、そんなに違和感はない。
内野以外のキャストも、なかなかいい。 ☆を1つ減らしたのは、「相棒」で鑑識の米沢を演じている六角精児が、 ちょい役だが「悪人役」で出ていたこと。 あまりにも「米沢さん」の印象が強いせいか、 名演なのだが、やや抵抗はあった。 もっとも、映画の評価を落とすほどのものではないが……。
原作を読んでて、声優さんとキャラの声のイメージが合ってて、とてもよかったです!
内容も笑える所も多く充分楽しめました!
原作未読ですが、亜樹良のりかず先生好きなので、取り敢えず聴いてみました。
購入の決め手は黒田さんが榊の声されてたんで購入に至ったんですが、流石黒田さん! ヤクザ=黒田さんって位ぴったりで良かったです。相手役の遊佐さんも良い声してるのでホスト役がぴったりでした。なかなか良かったと思います。 意外と流れ的にもスムーズで、さらっと聴けるのではないでしょうか。
欲を云えばフリートークが無いのが残念でした。
最近ココロコネクトドッキリ企画などと騒がれていますが はっきり言いましょう ココロコネクトはとても素晴らしい作品です 私は原作既読者ですが五人の心情の変化や成長していく様子がとても面白く書かれていて強い絆を感じる内容です 最終巻が楽しみでなりません ぜひ二期を! 妹ーーーーー
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