ピクサー長編アニメ、邦題『メリダとおそろしの森』のサントラ。 スコア15曲+歌5曲の全20曲。 作曲は映画の舞台と同じスコットランド出身のパトリック・ドイル。 (『ハリーポッターと炎のゴブレット』、『マイティ・ソー』) ピクサーとは初タッグとなります。
歌の5曲は・・・ 1.Touch The Sky -Julie Fowlis 2.Into The Open Air -Julie Fowlis 3. Learn Me Right -Birdy 10. Song Of Mor'du -Billy Connolly and Cast 16.Noble Maiden Fair (A Mhaighdean Bhan Uasal) -Emma Thompson and Peigi Barker
『トイ・ストーリー』の名曲「君はともだち」や、『モンスターズ・インク』のラストの歌など 印象に残る歌曲は、これまでのピクサー作品にも沢山ありましたが、 登場人物の心情をダイレクトに表現する歌詞のオリジナル曲が、5曲も! そしてキャスト自身も唄う。 これまでのピクサー作品とは異なる、むしろ『美女と野獣』や『塔の上のラプンツェル』に近い いい意味で「ディズニーアニメ」を想起させる、新鮮なピクサー音楽になっています。
スコアのほうも、もちろん素晴らしいです。 さすがはスコットランド出身のパトリック・ドイル。 フィーデルなどのケルト楽器が、ごく自然に使われ、 地域色を上品に醸し出しています。 歌も、スコアも、どちらもオススメです!!
(※偶然なのか影響を受けたのか、歌の雰囲気は『アリエッティ』にちょっと似ています)
変わった映画大好き人間の私にとっても努力賞といったところでしたが、手持ちカメラでワンシーンワンカットという、考えはしてもなかなか実行にうつせそうにない企画を撮ってしまったというのはやはりすごいですね。この全編ワンシーンワンカットに挑戦した映画って他にもいくつかありますが、演劇的スタイルに逃げないでバンバン外を移動しまくっているのはもっとすごい。ただ当然、“トゥモロー・ワールド”の超絶ワンカット映像みたいなのが85分続くなんてことではなく、話の展開も家から爆弾処理班のいる場所に移動するのを延々と追い、田舎なので爆弾処理にも器具などなくナイフ等でちまちま対応するのをこれまた延々と写すといった具合ですから、人によっては結構退屈な映画になってしまうかも知れません。冒頭から主人公に感情移入して、ずっと一緒にドキドキハラハラした人か、動きまくる手持ちカメラがすーっとライターをアップで捕らえるといったシーンにドキドキハラハラするような、映像に興味ある人にはすっごく面白いと言えると思うのですが・・。ただ映画好きなら見る価値はありますよね〜。
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