多分、自分が購入した音楽作品の中で、一番不思議で、多彩で、美しく、楽しい音楽です。ジャズ・ジョンケージ・ミュージックコンクレート・スティールパン・トリニダードのフィールドレコーディング(地元のおじさんの唄)等々…。ばらばらにちりばめられているようで、全体としてはヤン富田ワールドとしか言いようのないものになっています。自分的にはスティールパンのソロ演奏が最高ですね!確かに現地での演奏とはあまりにかけ離れた印象です、ヤン富田流のわびさびを感じさせます。
「お前、どんな音楽聴いてるの?」ってひとに質問されて、ロック、ジャズ、ファンク、テクノ等といった既定のジャンルのどれか一つを選べと言われても困るんです、って思う人結構いると思うけど、私もその一人でそういう類いの人(あくまでリスナー側でクリエイト側は除く)って、何か新たな切り口で紹介してくれる店なりガイドブックなりを頼りにせざるを得ない。なあ〜んて思ってるとこにこれを発見して「これだ!」って思いました。ここでは「宇宙」をテーマにしたわけだけど、またこのチープなお題目が逆にそそっちゃったりして、宇宙なだけにイマジネーション無限に広がるような音楽結構紹介してたりして、一読の価値ありです(安いし)。ここに載ってるのを持ってて「やっぱ、俺、こういう趣味なのか」と確認したり、なんかイマイチ最近のシーンにそそられないけど、ここに載ってるの聴いてみたらまた音楽に目覚めちゃったよって思ったりします。で、こういう音楽好きな人に教えて頂きたいんだけど、sun raの代表曲とされる「space is the place」の1番しっくりくる和訳って何でしょうか?
秋をテーマにした曲が中心。
八代亜紀(歌)・丸山和範(編曲)の「証城寺の狸囃子」が最高!間奏で「ポン、ポン」と入れる合いの手も絶妙です。
山田耕筰が作曲した歌、「この道」「赤とんぼ」「からたちの花」は、語るような歌唱という共通点がありました。三波春夫の「赤とんぼ」は少し異色ですが。
NHKテレビの3月のドラマスペシャル『白洲次郎』第二回の最後でカヒミ・カリィの「からたちの花」が流れました。そういえばドラマの音楽担当が「からたちの花」の編曲者の大友良英でした。
これはヤンさんが当時限定で作ったライブ盤の再発です。このライブ盤ではそのライブの時に起こった偶然の出来事を記録しています。ブレイクビーツなドラムに合わせてヤンさんがラジオのチューニングをして全く予期せぬ偶然電波が捕えた音をライブで流したり(これはやはり現代音楽の故ジョンケージが実践したライブエレクトロニクスの影響が大きい)とかなり難そうですがさらっと今の音楽で聞かせてしまうヤンさんの凄さ再確認しました。この人はほんと博士みたいだな!
自分にはまだわからないけれど、すごい音楽なんだろうなーって感じでした。 わかりたい。 わかる曲もある。 わからない曲も多い。 でも、わかる人にはすごうそうって意味をこめて星4つーっ!(マチャアキ)
|